気になる男性の学歴

女性が婚活を始めると「男性の学歴」を気にします。

確かに学歴は、偏差値の高い大学出身の男性であれば、学生時代それなりの努力をしてきたはずですし、収入の高い企業に勤めている可能性も高いはずです。

しかし、結婚生活でなにより大事なのはお互いの相性です。逆にもっとも必要のないもののひとつは相手の学歴です。ですので、婚活において、女性は男性の学歴を過度に気にする必要はなく、ましてや男性の「高学歴」を条件とすべきではありません。

なぜなら、高学歴の男性が人格や性格に優れているわけではなく、あなたに「幸せな結婚生活」を保証するものではないからです。

この記事では、婚活において男性に高い学歴は必要か?について解説するとともに、男性の学歴のこだわりを世間体などから捨てられない女性が、自分が心から安心できる相手を選べる方法を具体的に提案します。

婚活がなかなかうまくいかない、見栄を張ってしまう婚活女性に特に役立つ記事となっていますので、最後までお読みください。

高学歴って本当に結婚生活で重要?

実際に結婚すれば気付くのですが、ふだんの生活の中で相手の学歴を気にすることはほとんどありません。

学歴を聞かれるのは、せいぜい親族に紹介するときぐらいでしょうか。

でも、婚活をすると「大卒以上じゃないと…」「両親が反対する」などの理由で大卒それも高学歴の相手を求めます。大卒以上の学歴を求めるのは女性に顕著です。

この章では、学歴が婚活で注目される理由と実際の結婚生活の影響について解説します。

  1. 学歴が婚活で注目される理由
  2. 学歴は結婚生活にどんな影響を与えるのか?
  3. 学歴以外に重視すべきポイントとは?

学歴が婚活で注目される理由

学歴は婚活において、相手のステータスや安定性を示す目安として注目されます。

多くの人が学歴を「経済力」や「社会的な地位」の象徴と捉えているためです。

学歴が高い人は一般的に安定した職業に就いていることが多く、将来への安心感を抱きます。また、親世代からの影響で「大卒=安心」というイメージが根強く残っています。

さとし

婚活市場では、女性が男性に求める条件として「大卒」が挙げられることが多く、特に安定を求めるミドル層においてその傾向が顕著です。

学歴は結婚生活にどんな影響を与えるのか?

学歴そのものが結婚生活の幸せに直接影響を与えることはほとんどありません。

結婚生活では、学歴よりも相性や価値観の共有、コミュニケーション能力、人柄といった要素が重要視されるからです。

「ほとんど」と書いていますが、実際は皆無に等しいと言っていいでしょう。強いて言うなら「うちの旦那、慶應大学!」と友人に自慢できるぐらいです。

さとし

夫婦間の満足度に最も影響を与えるのは「感情的なつながり」や「信頼関係」です。学歴が高いからといって、必ずしも良好な夫婦関係を築けるわけではありません。

学歴以外に重視すべきポイントとは?

婚活では、学歴よりも「価値観」「相性」「人柄」を重視することが幸福な結婚への近道です。

結婚後の生活では、日々の暮らしを共にする上で「一緒にいて楽しいか」「安心感が得られるか」が最重要になります。

結婚後の時間を四六時中顔を合わせて過ごすのですから、お互い笑顔で過ごせる相手であることがもっとも大切なのはすぐに理解できるはずです。

しかし、相性や価値観といったあいまいなものよりも、学歴などはっきりした指標の方に目を向けてしまうのも人の性なのかもしれません。

さとし

日常生活を送るうえで学歴は大した意味を持ちません。お互いを支えるうえで、思いやる気持ちがある人物かどうかがもっとも重要です。

学歴にこだわらない婚活のメリット3つ

婚活を成功させるためには、条件を見直し、柔軟に考えることが重要です。

特に、学歴にこだわりすぎないことは、より多くの可能性を広げることにつながります。

この章では、学歴にこだわらない婚活がもたらすメリットを具体的に解説していきます。

  1. メリット①:出会いの幅が広がる
  2. メリット②:理想の相手に早く出会える可能性が高まる
  3. メリット③:婚活のストレスが軽減される

メリット①:出会いの幅が広がる

学歴にこだわらないことで、多様な背景や価値観を持つ男性と出会うチャンスが広がります。

学歴の条件を緩和することで、これまで気付かなかった新たな魅力や可能性を持つ人とつながることができるからです。

婚活市場にはさまざまなバックグランドを持った男女が集まります。学歴フィルターで「大卒以上」に限定すれば、自分と異なる人生を歩んできた貴重な男性との出会いが失われます。

さとし

友人に「高校を卒業して海外を1年間放浪した」という稀有な経験をしてきた男性がいました。その男性は日本に戻って起業し成功をおさめました。彼も婚活をしましたが、素敵な女性とすぐに成婚しました。

メリット②:理想の相手に早く出会える可能性が高まる

学歴にこだわらないことで、理想的な男性に早く出会える可能性が高まります。

条件を広げることで、婚活の効率が上がり、より多くの候補者と接する機会が増えるためです。

運が良ければ一人目のお見合い相手と結ばれることもありますが、多くの場合、成婚に至るまでには多くの男性との出会いが必要になります。

さとし

学歴だけでなく、年収や身長など条件を高く設定すればするほど、成婚までに時間がかかります。

メリット③:婚活のストレスが軽減される

学歴にこだわらないことで、婚活自体のストレスを減らすことができます。

厳しい条件を設けると「理想の人に出会えない」という焦りやプレッシャーが生じますが、条件を広げることで気持ちが楽になり、婚活を前向きに進められるようになるからです。

さとし

お見合いやデートについても、より自然体で臨めるようになるため、結果的に成功につながりやすくなります。

学歴に固執する婚活のデメリット3つ

婚活を進める中で「学歴が高い人がいい」と考えるのは自然なことです。

しかし、学歴だけにこだわりすぎると、大切なものを見落とす可能性があります。

この章では、学歴に固執することで何を失ってしまうのか、具体的な事例を交えながら解説していきます。

  1. 出会いのチャンスを狭めてしまう
  2. 本質的な相性を見誤るリスク
  3. 自分自身の婚活疲れを招く

デメリット①:出会いのチャンスを狭めてしまう

学歴にこだわると、実は素晴らしい出会いのチャンスを自ら狭めてしまうことになります。

条件を厳しくするほど、対象となる相手の数が減り、婚活の選択肢が限られてしまうからです。

TMSの会員データによると、大卒以上の割合は男性61.2%、女性52.4%です。大卒のみにこだわると、男性38.8%、女性47.6%が対象外になってしまい、出会いの可能性を大きく狭めることになります。

さとし

大卒にこだわる人は、40%の男性、50%の男性と出会う機会を失います。大きな機会損失です。

デメリット②:本質的な相性を見誤るリスク

学歴に固執することで、相手との本質的な相性や価値観の一致を軽視してしまうリスクがあります。

表面的な条件だけで相手を選ぶと、実際に共に生活を始めた際に「価値観が合わない」「生活リズムが違う」といった問題が浮上することがあります。

さとし

学歴が高いから人間性が優れているわけでも相性がいいわけでもありません。結婚生活で必要な「遠慮なく何でも話せる」「一緒にいて楽しい」という感覚は学歴とは無関係です。

デメリット③:自分自身の婚活疲れを招く

学歴条件にこだわり続けると、婚活が長期化し、自分自身が疲弊してしまう可能性があります。

高い条件を求めすぎると、理想の相手が見つかりにくくなり、婚活そのものにストレスを感じることが増えるからです。

さとし

婚活男女の多くが「条件を緩和したらスムーズに進んだ」と回答しています。学歴は結婚生活で何の意味も持ちません。ですので「大卒以上」などのフィルターは必要ありません。

大卒でなくても素敵な人はたくさんいる!具体例を紹介

婚活では「学歴=その人の価値」と思われがちですが、実際には学歴だけでは分からない魅力や才能を持つ人が多くいます。

大卒ではないからといって、素敵な人に出会えないわけではありません。

この章では、学歴以外の魅力を持つ人の特徴や具体例を挙げながら、見逃してはいけないポイントを解説します。

  1. 人柄や価値観が際立つ非大卒の特徴
  2. 教養や知識を持つ非大卒の例
  3. 学歴以上に大切な「行動力」や「安定性」

人柄や価値観が際立つ非大卒の特徴

大卒でなくても、人柄や価値観が素晴らしい人はたくさんいます。

学歴に関わらず、誠実さや共感力、思いやりといった内面的な魅力は結婚生活において重要な役割を果たします。

例えば、地元で起業して成功を収めた人や、資格を生かして士業として独立した人、職場で周囲から信頼される人などは、学歴ではなく人柄や努力によって評価されています。

さとし

学歴が高くなくても、誠実で信頼できる性格を持つ人は結婚相手として非常に魅力的です。

教養や知識を持つ非大卒の例

大卒でなくても、独学や経験を通じて高い教養や知識を持つ人がいます。

学歴がなくても、興味や熱意を持って自己成長を続ける人は魅力的であり、結婚後も一緒に成長できるパートナーになり得ます。

たとえば、高校卒業後に職人の道を選び、一つの分野で専門的なスキルを磨いた人や、読書を日課として幅広い知識を持つ人などが挙げられます。これらの人は、学歴以上の深い洞察力や実践力を持っています。

さとし

私にも日本の歴史に詳しい友人がいます。古墳から仏像、神社仏閣、城郭まで深い造詣を持っています。家庭の事情から高卒で公務員となりましたが、尊敬できる友人です。

学歴以上に大切な「行動力」や「安定性」

学歴が高いかどうかよりも、実際に行動し、安定した生活基盤を築いているかどうかが重要です。

結婚生活においては、安定した収入や責任感、行動力が家庭を支える鍵となるからです。

中卒や高卒でも起業して成功した男性や、堅実に貯蓄を行い将来を見据えた生活を送る男性の例は数多くあります。地元の工業高校で実践技能を学んで有名企業に就職して大卒以上に安定して稼いでいる男性も少なくありません。

さとし

マネーリテラシーが高く、資産を大きく増やしている人もいます。YouTubeやSNSなど情報が取得しやすい現代では、学歴=高収入という図式は成り立たなくなりつつあります。

学歴に固執しない婚活を成功させるための具体的な3つの方法

「学歴にこだわらない婚活が良い」と言われても、実際にどう行動すればいいのか分からない方も多いでしょう。

この章では、具体的な婚活の進め方や実践すべきポイントを詳しく解説します。少しの工夫で、これまで見えなかった新たな可能性が広がります。

  1. 方法①:学歴以外の条件にフォーカスする
  2. 方法②:プロフィールや自己紹介文を柔軟に設定する
  3. 方法③:初対面での会話で柔軟な視点を持つ

方法①:学歴以外の条件にフォーカスする

学歴以外で重要視したい条件を明確にすることで、理想の相手に近づけます。

学歴に代わる基準を明らかにすることで、自分にとって本当に大切な価値観を見つけやすくなるからです。

たとえば「趣味が合う」「家族を大切にする」「安定した収入がある」など、結婚生活をより良いものにする条件を見直すことが有効です。

さとし

こうした条件を明確に自分の中で落とし込むことで、学歴へのこだわりがなくなります。

方法②:プロフィールや自己紹介文を柔軟に設定する

婚活プロフィールに記載する条件を柔軟に設定することで、出会いのチャンスを増やせます。

条件を厳しくしすぎると、相手の選択肢が狭まり、自分に合った人と出会う機会を逃してしまうためです。

さとし

「学歴は気にしていません」とプロフィールに記載することで、大卒以外の男性からの申し込みが確実に増加します。

方法③:初対面での会話で柔軟な視点を持つ

お見合いや初対面の会話では、相手の学歴に過度に注目せず、性格や価値観を探ることを意識しましょう。

お相手が高学歴だと有名大学にブランドを感じるかもしれません。しかし、繰り返しますが、結婚生活に学歴はまったく役に立ちません。お見合いやデートでは、出身大学を話題にするよりも、相性や性格がわかる内容の話を心がけましょう。

さとし

相手の趣味やライフスタイルについて話を展開すると、相手の性格や価値観を知ることができます。

【F&Q】よくある質問とその回答

ここでは「それでもお相手の男性の学歴が気になる」という女性に向けて、良くある質問とその回答を掲載していきます。

Q
学歴条件を外すと成婚率は本当に上がるのでしょうか?
A

学歴条件を緩和すると紹介される相手が増えますので、出会いの機会が必ず広がります。出会いが増えることで理想の相手に早く出会える可能性が高まるのは確かです。

Q
学歴以外の条件で重視すべきポイントは何ですか?
A

学歴以外では、価値観や性格、生活スタイルなど、結婚生活に直結する要素が大切です。たとえば、家事の分担意識や金銭感覚などは、学歴よりも重要なポイントになることが多いでしょう。

Q
学歴にこだわりを持つ親をどう説得すればいいですか?
A

親御さんが学歴にこだわる背景を理解しつつ、自分が大切にしている価値観やパートナーの魅力を丁寧に伝えることが大切です。実例や相手の人柄を具体的に説明すると、説得がしやすくなります。

Q
学歴が高くない相手に対して周囲からどう思われるか気になります。
A

周囲があなたの幸せを約束してくれるわけではありません。大事なのはあなたの結婚後の幸せです。学歴にとらわれず、相手との信頼関係を築き幸せそうな生活を送ることで、自然と周囲の評価もポジティブになるでしょう。

Q
学歴が重要でないなら、なぜ婚活で条件に設定されるのでしょうか?
A

学歴はその人の歩みを理解できる分かりやすい指標の一つだからです。ただ、それだけでは相手の全てを知ることはできません。条件としては参考程度に留め、他の面も深く見ることが婚活成功の鍵です。

Q
学歴を条件にしなくても「質の高い出会い」を求められますか?
A

求められます。むしろ学歴にこどわると、無駄に出会いのチャンスを機会を失い、「質の高い出会い」を逃すかもしれません。学歴が低くても教養があり、人柄の良い方との出会いは十分に期待できます。

まとめ

この記事の大事なポイントをまとめます。

  • 男性の学歴に固執すると、他の大切な要素を見逃す可能性があるため、学歴以外の価値観を重視することが婚活成功の鍵です。
  • 学歴はあくまでその人の一部分であり、大卒でなくても教養が高く人柄の良い相手と出会うことで、より良い結婚生活が期待できます。
  • 学歴条件を緩和することで出会いのチャンスが増え、多くの男性と接する中で理想の相手に早く出会える可能性が高まります。
  • 学歴にとらわれず、価値観や生活スタイルなど結婚生活に直結する要素を優先的に考えることが重要です。
  • 学歴ではなく内面や相性を重視する婚活は、自分自身の価値観や考え方を見直し、成婚への道を切り開くきっかけになります。

学歴は勉強してきた努力の証です。全てを否定することはできません。しかし、結婚生活に関してはそれほど重要ではなく、長い日常・生活を安心して過ごすことができる性格や相性こそが強く求められます。

さとし

学歴へのこだわりをなくすことで、婚活もスムーズに進みますよ。