はじめに

結婚相談所のご利用を検討されている婚活男性の方へ。結婚相談所を利用して成婚退会するまでにかかる費用はなにより気になるところですよね。

かなりざっくりですが、相場の費用を算出してみました。結果、約87万円かかることがわかりました。

結婚相談所での婚活では

  • 結婚相談所の入会金や月額費の費用
  • お見合いやデートなど交際費用
  • 成婚退会に関わる費用

がかかります。

男性の場合、お見合いやデートなど交際費用を支払うことが多く、女性よりもより金銭的負担が大きくなります。

この記事では、結婚相談所の入会から成婚退会まで男性の経済的な負担に焦点を当て、いったいいくらぐらい婚活費用がかかるのかシュミレーションします。

結婚相談所の入会を検討されている男性には特に役立つ記事になっていますので、最後までぜひお読みください。

結婚相談所の入会・月額の費用

まず簡単なペルソナを設定しましょう。

結婚相談所に入った40歳の男性が1年後に成婚退会しました。

活動期間中にお見合いは20回。そのうち交際に至ったのは10人で、デートの回数は総数で30回。5歳年下の1人の女性にプロポーズし、見事に成功。成婚退会後、6カ月後に結婚式を挙げたとします。

入会金

結婚相談所の入会金の相場は5万円~30万円程度です。もちろん相談所によって価格はまちまちです。

マッチングアプリなど出会いアプリでは入会金が不要の場合が多いので、この時点ですでに結婚相談所は高額の婚活手段だとわかります。

今回のシュミレーションではとりあえず入会金10万円とします。

さとし

入会金が高いのは結婚相談所の特徴です。それだけのコストを払っても結婚したいと思う人が集まりますので、ほかの婚活ツールとは違って真剣な会員が集まる理由にもなります。

月会費

月会費は1万円〜3万円のレンジが多いでしょうか。

充実したフォローを売りにしていたり、カリスマと呼ばれる人気仲人がいる結婚相談所は価格が高くなりがちです。

今回のシュミレーションでは月額1万5000円とします。

さとし

マッチングアプリの方が月額費は安いですが、充実した仲人やカウンセラーからサポートを受けられません。婚活を自走できる方はマッチングアプリでもかまいませんが、伴走者が必要な方は相談所がおススメです。

活動サポート費

プロフィールの作成や登録、成婚に向けたサポートなどを受けるために必要な初期費用で、活動初期費用などとも呼ばれます。

簡単にいえば、1年間を通じて会員が受けるサポート費用です。途中退会をすると、それ以降のサポートがなくなるので契約内容にしたがって、中途解約手数料を引いた解約金が返ってくるのが特徴です。

とらない結婚相談所も多いです。結び処さいたまも活動サポート費はかかりません。

今回のシュミレーションでは0円とします。

お見合い料

1回のお見合いにつき結婚相談所に支払う費用です。5000円〜1万円の価格帯が多いです。

とらない結婚相談所も多いです。

お見合い料をとる結婚相談所の代表的な言い分ですが、会員に一回一回のお見合いに対して真剣に向き合ってもらいたいということを挙げています。

もっとも、お見合いごとに会員がお金を払うことになると、会員はお見合いの申し込みや受け入れを躊躇(ちゅうちょ)してしまいます。会員の機械損失にもなりかねませんので、お見合い料をとることは個人的には賛成しかねます。もちろん、結び処さいたまではお見合い料はありません。

今回のシュミレーションでは0円とします。

さとし

お見合い料がかかる場合、お見合いが増えるごとに負担が増します。

結婚相談所の入会金・月額費の合計額

以上、結婚相談所の入会関連の費用について、1年間で成婚退会まで在籍した男性が支払う金額は以下の通りになります。

結婚相談所の入会・月額の費用=入会金10万円+(月会費1万5000円×12カ月)=28万円

入会関連費用の合計額

交際費用

交際費用については、お見合いにかかる費用とデートにかかる費用があります。

お見合い

交通費とお茶代がかかります。

県をまたぐなど遠征になると交通費も馬鹿になりません。

通常お茶代は男性負担です。

埼玉県のお見合いの聖地「パレスホテル大宮」のラウンジのコーヒーは1杯990円(税込)です。女性分も含めて1980円となります。

ちなみに、お茶代の男性負担は女性の収入が少ない時代のなごりにあります。経済的余裕のある男性がお茶代ぐらいは負担すべきだろうとルールが確立されました。

このルールについては賛否があるかと思いますが、男女の賃金格差も小さくなっていますし、男性より稼いでいる女性もたくさんいますので別々の支払いが合理的ではないかと個人的には考えています。

今回のシュミレーションでは、交通費を往復で1000円、お茶代を2000円として計算します。

(交通費1000円+お茶代2000円)×お見合い20人=6万円

デート代

交通費や飲食代、アミューズメント代、イベント代がかかります。

デート代については、デート内容によってかかる費用が変わってきます。

車でディズニーランドに行くのと、家の近くの公園でベンチに座って会話を楽しむのでは出費がまったく異なりますよね。

あくまで想定と考えてください。

交通費

まず交通費です。デートの回数は最初に設定したように30回です。

電車を15回、車を15回利用するとします。車はちょっと足を延ばすドライブデートだとします。

電車の運賃を往復で1000円。車はガソリン代1000円、高速代2000円の合計3000円と計算します。

デートの交通費=(1000円×15回)+(3000円×15回)×デートの回数30回=6万円

飲食代

次に飲食代です。男性が女性にご馳走する前提で、1回当たりの金額を下記のように想定します。

カフェ2000円、ランチ4000円、ディナー14000円とします。

デート30回のうち各10回ずつとします。

飲食代=(カフェ2000円×10回)+(ランチ4000円×10回)×(ディナー14000円×10回)=20万円

実際はカフェ+ランチということもありますし、ランチ+ディナーということもありますので、もっと負担が増える可能性があります。

他方で女性がおごられっぱなしということも少ないと思いますので、すべて男性が負担するわけではないかもしれません。

とりあえずの数字として認識してください。

さとし

最近の物価高騰で飲食店での食事も軒並み価格が上がっています。このぐらいの費用では済まない可能性が高いです。

アミューズメント代

次にアミューズメント代です。

交際期間中は、博物館や美術館、動物園、テーマパークなどでデートを楽しむことも多いでしょう。

公立の施設であれば1人数百円~せいぜい1000円程度、民間の施設なら少なくても2、3千円は最低でもかかります。

現在のディズニーランドはダイナミックプライシングで需要に合わせて価格が変動します。週末など混雑が予想される日には入場料が1万円を超えてきます。

慎ましく見積もって1人3000円、2人で6000円と計算します。駐車場代などもかかりますが、複雑になるのでこの際無視しましょう。

30回のデートの内、10回をアミューズメントを使ったデートだとします。

アミューズメント代=6000円×10回=6万円

入場料ぐらいは女性も自分で支払うことが多いかと思いますが、男性が見栄を張って全額負担するという前提で計算しました。

イベント代

最後にイベント代です。

ここでイベント代とは誕生日やクリスマスのプレゼント、ホワイトデーのお返しなどを指します。

万単位のお金を使う男性もいれば、なかには贈らない男性もいます。

ここでは誕生日とクリスマスのプレゼントに5000円ずつ、ホワイトデーのお返しに3000円を使うとします。

イベント代=誕生日5000円+クリスマス5000円+ホワイトデー3000円=13000円

ちなみに、こうした季節ごとのイベントは大事にしてください。ほかの男性がプレゼントを贈れば差をつけられてしまいますし、なにより記念日の贈り物は女性の心に残ります。

さとし

こうしたイベントのプレゼントにどの程度の予算をかけるか悩みますよね。女性に誠意が伝わればいいと思いますので、数千円のもので十分です。

デート代小計

さて、これまでデート代の費用を見てきました。

概算ですが、デート代の1年間の合計額は以下になります。

デート代=交通費6万円+飲食代20万円+アミューズメント代6万円+イベント代1万3000円=33万3000円

交際費用の合計額

以上、交際費用について、1年間で成婚退会まで在籍した男性が支払う金額は以下の通りになります。

交際費用=6万円(お見合い人数20人)+33万3000円(デート30回)=39万3000円

交際費用の合計額

成婚退会にかかる費用

成婚料は、ほかの婚活サービスには見られない結婚相談所独自の費用です。けっこう高額になります。

成婚料

こちらも結婚相談所によりまちまちですが、5万円~30万円といったところでしょうか。

今回のシュミレーションでは20万円とします。

ちなみに、料金プランが複数ある結婚相談所では、入会金など初期費用が高いが成婚料が安いもしくはないプランと、入会金など初期費用や月額費は安いが成婚料が高いプランの2つを用意しているところがあります(その中間のプランを設定して3つのプランを設定している相談所もあります)。

個人的には、後者すなわち、成婚料が高いプランを選んだ方が絶対に良いと思います。

前者については“プレミアムプラン”などと称して、フォローの充実をうたって短期成婚を目指すプランになっていることが多いです。

しかし、仲人がしっかりフォローしたからといって1年で成婚できることが確約できるわけではありませんし、仲人がそもそもその人を優先してフォローするかどうかも担保されているわけではありません。

結婚相談所は活動の過程にそれほど意味はありません。いかにフォローがあろうとも結婚できなければ意味がありませんし、投資した資金はムダ金となってしまいます。

逆にフォローがそれほどなかったとしても、結果として結婚できれば目的を達しているわけですから成婚料が高くても問題ありません。結婚のチャンスがなかった方が相談所に入会した結果、結婚できれば30万円なんて安いものです。

成婚料は結婚相談所に対する成果報酬です。入会金や月額費が高いプランは結婚相談所に対する成果報酬の先取りになります。成果が上がる前の入会時に支払うべきではありません。

さとし

入会金や月額費の高いプランのほうがよりサポートしてもらえるという考え方もありますが、サポートはあくまでサポートにすぎません。自身が積極的に活動しなければ成婚できませんし、気の合う相手に出会えるかどうかは運の要素もあります。

成婚退会にかかる費用の合計額

以上、成婚退会にかかる費用について、1年間で成婚退会まで在籍した男性が支払う金額は以下の通りになります。

成婚料=20万円

成婚退会の費用

婚活費用の合計額

以上、結婚相談所の入会から成婚退会までの、男性の出費について見てきました。

最後に結婚相談所の入会から成婚退会までの合計額を算出します。

入会から成婚退会までの合計額

婚活費用=結婚相談所の入会・月額の費用28万円+交際関連の費用39万3000円+成婚料20万円=87万3000円

その他の費用

成婚退会してからもお金はかかり続けます。たとえば下記のようなことで支出が増えていきます。

  • 婚約指輪
  • 結婚指輪
  • 両家顔合わせ
  • 結婚式
  • ハネムーン
  • 新居
  • 引っ越し
  • 家具
  • 家電
  • 生活雑貨

婚活費用とは比較にならないほどお金はかかります。

それでも厳しい婚活を終えてやっとつかんだ幸せなときです。新たな生活に胸を膨らませる時期なので負担感はそう高くないかもしれません。

費用面からも早期の成婚退会を

これまで見てきた通り、結婚相談所の活動はお金がかかります。

特に男性は、お見合いや交際の出費が女性と比較して大きくなります。それゆえ成婚が遅れれば遅れるほど経済的負担は増していきます。

それでも成婚できれば良いですが、成婚できないまま3年、4年と経過していくと、ずるずる出費だけが増えていき、貯蓄を食い潰していきます。

婚活はあくまで結婚までの過程であって、その活動自体を長々と楽しむものではありません。

いち早く成婚することがなにより大切です。

皆さん方の大事なお金は、新しく人生の伴侶となった女性のために使いましょう。

まとめ

いかがでしょうか。

この記事では、結婚相談所の入会から成婚退会まで男性の経済的な負担に焦点を当て、いったいいくらぐらい婚活費用がかかるのかシュミレーションしました。

こうして「コストの見える化」をしてみると、婚活における男性の負担はかなり大きいんだなと改めて理解できるはずです。

婚活は早く終わらせて、無駄な出費は抑えましょう。そして新たな生活のためにお金は使ってください。