相当な努力が必要だが成婚できる
40代で年収400万円。この年収で成婚できるのか不安。実際、お見合いすらなかなか組めない…。
年収にコンプレックスをもっていて、婚活にいまいち自信をもって取り組めない男性は結構いるのではないでしょうか？
もっとも、過度な不安を持つ必要はありません。40代年収400万円の男性でも、多くの方が成婚退会をしていきます。
ただし、相当な努力と活動量が求められるという条件付きです。
女性にとって、男性の年収はもっとも気になる条件です。結婚後の生活を考えれば、最低500万円は欲しいところでしょう。現実に、男性に対する年収の希望条件を500万円で設定している女性は少なくありません。
この記事では、女性がなぜ500万円でラインを引くのか、年収400万円の40代男性が成婚するにはどのような対策が必要か解説していきます。
年収が低いことで積極的に婚活できない男性に、特に役に立つ記事となっていますので、ぜひ最後までお読みください。
40代年収400万円男性の厳しい現実
成婚できるといっても、年収が低ければ婚活市場では不利になります。結婚相談所の出会いが男女お互いの条件から始まる以上、これは仕方ないことです。
お見合いが組めない
女性は男性の年収をシビアに見ています。
多くの女性は500万円以上で検索をしますので、そもそも400万円代の男性がお見合いの対象になりません。初めからいないものとして扱われるのですから、女性から男性へのお見合い申し込みはほとんどありません。
他方、男性からの申し込みも、年収の高い男性と比較すると、受託率は下がります。
結果として、お見合いは組みづらくなります。
お見合いが決まらないのは本当にキツイです。
500万円を最低条件とする理由
なぜ500万円を最低条件とするのでしょうか？
それは生活するうえで年収500万円が生活するうえで最低限の収入だと考えているからです。
「ほっとFP～お金の相談室～」というサイトによると、家族３人の世帯で必要な生活費の平均は月30万円だそうです。年間360万円です。
年収400万円はあくまで額面。転職サイトの「indeed」によると、400万円から所得税や住民税、社会保険料を引かれ、手取りでは約316万円となるそうです。毎月では約26万円です。毎月の必要な生活費が30万円だとすると、4万円ほど赤字となります。
これが年収500万円になりますと、手取りベースで400万円となります。毎月では33万3000円ほどになります。3人家族でもかろうじて黒字になります。
40代年収データの中央値は530万円
転職・求人大手の「doda」の調査によると、40代男性の年収の平均値は585万円、中央値は530万円です。
一方で、正社員全体の年収の平均値は414万円、中央値は360万円となっています。この数字からすると、40代男性の年収が400万円だとしても、それほど“低収入”とまではいえないのではないでしょうか。
もっとも、結婚相談所には、年収600万円、700万円、あるいは1000万円以上を稼ぐ男性も少なからず在籍しています。
女性としては、年収の高い男性を選ぶのが普通の心理でしょう。ルックスがすごく好みなど特別な理由がある場合を除いて、あえて40代年収400万円の男性に積極的にアプローチする理由はありません。
先ほど指摘したように、子どもがひとりいる家族3人の生活費は月30万円かかります。余裕のある暮らしを目指すなら収入が多い相手のほうが良いにこしたことはありません。
40代だと伸びしろがない
それでも30代であれば、転職や昇給などで年収を大きく上げるチャンスが残っています。昇格を果たし、賃金がベースアップする場合もあるでしょう。若ければ収入を伸ばすチャンスはまだまだ残っています。
しかし、40代にもなると、転職も難しくなります。社内での地位も固まりつつありますので、昇格して大幅に賃金が上昇する可能性も高くありません。そもそも、40代まで年収が上がらないということは、勤めている会社の平均賃金が低い可能性が高く、昇格してもあまり収入が上がることは期待できません。
40代、50代と年齢を重ねても、収入が増えないおそれがあります。
40代からは伸びしろは少なく、現状から大幅な年収のアップは期待できません。
起業独立などしない限り、40代に入って急激に収入が伸びるということはあまりありません。年収の高い企業は30代から大きくピッチが上がっていきます。
女性が男性の収入を重視する理由
近頃は男性以上に稼ぐ女性も珍しくありません。
女性も家計を支えていくべきで、男性の収入にばかり目を向けるべきではないという意見も正論です。
しかし、女性は妊娠・出産の可能性があります。その期間はどうしても無収入もしくは収入が減少し、男性の収入に依存しなければなりません。
子どもができればなおさらお金がかかります。
大手教育企業の「ベネッセ」の調査によると、子どもが生まれてから大学を卒業するまでかかる費用は、国立大学の進学で約2780万円、私立大学の進学で約2900万円だそうです。子ども一人育てるのに約3000万円はかかるという計算です。
あくまで概算の数字ですが、3000万円というお金は、サラリーマンが一生かけて貯められるかどうかの金額です。このお金を夫婦二人でまかなっていかないといけません。
女性が男性の収入にシビアになるのもうなづけます。
出産・妊娠の可能性がある女性と、それがない男性とではお金に関する考え方が異なります。
40代年収400万円男性の婚活対策
これまで見てきた通り、40代年収400万円の男性が成婚まで至るのは簡単ではありません。しかし、成婚退会できないかといえばそうではありません。実際に同様の条件で成婚退会できる男性はたくさんいます。
そこでここからは、40代年収400万円の男性が成婚するために取り組むべきことを解説します。
活動量を増やす
女性から見たら、男性の収入はなにより重要な要素です。ほかの婚活男性と比較して収入が劣っていれば、それだけで結婚相談所での活動は圧倒的に不利になります。
ただ、いくら申し込んでもお見合いが組めない！と嘆いていても状況は変わりません。
結婚したいのならば、
- お見合いの申し込みを増やす
- お見合いの席では積極的に話しかける
- デートは連絡を密にし自分から提案する
など、積極的に行動することが求められます。
置かれた状況を客観的に理解して、ほかの婚活男性に負けない活動量で、不利な状況をカバーしてください。
お見合いに申し込んでも断られ続けます。あきらめずに申し込みを続けましょう。
収入を増やす
年収が低いのは、いま在籍している会社の給与が少ないのが原因です。
現在の40代は就職氷河期の世代です。苦しみながらやっと入った会社が過剰労働で低収入のブラック企業だったという人も多いと思います。
私も氷河期世代です。当時の苦しさ、みじめさは経験者でなければわかりません。
ただ、時代のせいにしても現状が良くなるわけではありません。
やれることはやりましょう。収入を大きく伸ばすことはできないかもしれませんが、収入を増やす努力はできます。
昇格による収入増を目指す、副業に取り組むなど、少しでも収入アップを目指してください。その努力がスキルとして今後の収入増につながっていきます。
まずは収入を増やす方法を考えて、実際に取り組んでみましょう。
資産を増やす
貯金や株式など資産は女性に示されるわけではありません。ですので、お見合いが組みやすくなるなど直接的な効果はないかもしれません。
しかし、貯蓄や資産をもつことで、低収入のコンプレックスが小さくなります。
年収400万円でも、資産1000万円を保有していれば、お金のについて萎縮することはなくなります。少々高い買い物でも、キャッシュの残高を気にせずに購入することができます。
もともと少ない収入から貯蓄に回すのですから、まずは節約習慣を身に着ける必要があります。貯まったお金を株式や投資信託などの投資に回し、資産を増やしていきましょう。
節約⇒貯金⇒投資のサイクルを続けることで、お金は増えていきます。お金を増やすという意味では、仕事をして稼ぐことと、投資の方法を身につけることには違いはありません。
資産1000万円を保有できるようになっていれば、お金を増やすサイクルが身についているはずです。今後の人生でもうまく資産を増やすことができるはずです。
雪だるま式に増えていく資産を眺めることができるようになれば、年収400万円でもコンプレックスをもつことはないでしょう。
お金のことは気にせず、堂々と婚活にのぞむことができるはずです。
お金を資産運用にまわす場合は事前に運用の勉強をしておきましょう。本屋にいけば、初心者向けの本が山のように積まれています。
清潔感や若々しさを心がける
40代ともなると、外見にも衰えが見えます。
不摂生がたたり、中年太りになり、しわも増え、頭髪も薄くなります。体臭や口臭、加齢臭などのにおい、鼻毛や無精ひげなどムダ毛も、清潔感を失わせる大敵です。
日頃から下記の対策を行いましょう。
- スポーツジムに通い運動する
- 食事は少なめにする
- 夜の飲食は控える
- 肌荒れ対策にスキンケアをする
- 歯医者でクリーニングをする
- におい対策にボディ洗浄剤を使う
女性が男性を選ぶとき、プロフィールの外見と年収をまず見ます。
清潔で若々しい外見であれば、年収のデメリットを補えますので、十二分に対策してください。
肥満の方は体重を落としてください。顔の容貌は変えられなくても、努力で体重は落とせます。
共働き希望の女性を探す
結婚相談所の会員のなかには、公務員や大手企業勤務の女性も在籍しており、安定した収入を得ています。また、比較的高い収入を得ている教師や看護師など専門職の女性も活動しています。
こうした女性は自分の仕事を大事にしています。自分に稼ぐ能力があるので、男性の人柄や家事能力、職場からの距離などを重視する傾向にあります。年収以外の条件でアピールできますので、積極的にアプローチしていくべきです。
もちろん中には自分より少ない年収の男性はNGという女性もいます。自分よりも少ない年収の男性は尊敬できないというのが理由です。
しかし、安定して稼げる職に就いているがゆえに、お互い助け合って家計を守っていくという考え方の女性も少なくありません。
実際、夫婦で正社員として働ければ、少なくても世帯年収は800万円を超えてきます。子どもができても、十分余裕のある生活を送れます。
こうした懐の大きな女性はあっという間に成婚退会していきます。いち早く出会うためにも、活動量を増やしていきましょう。
仕事中心の生活から婚期が遅れた女性もいます。しっかりした女性が多い印象です。
家事能力を上げる
年収400万円であれば、共働きが必須です。
当然ながら、夫婦で家事を分担することになります。
料理や買い物、洗濯、掃除、ゴミ出し、庭の手入れなど家事は多岐にわたります。
実家に暮らしていて、家事は母親任せという男性は今からでも意識を変えてください。収入も少ない、家事もできないというのでは、単なる甲斐性なしになってしまいます。
両親と同居しているのであれば、婚活を機会に、ひとり暮らしを始めてもいいかもしれません。
料理や洗濯など一通り自分のことは自分でできるようにしてください。
家事ひとつできなければ、結婚が難しい時代になっていると認識してください。
まとめ
いかがでしょうか。
40代年収400万円の男性の婚活は、女性が男性の年収をシビアに見ている以上、厳しいのが事実です。
しかし、成婚できないかといえばそうではありません。同様の環境でも成婚退会していく男性はいくらでもいます。
ただし、人より婚活の活動量を多くしないと、なかなか良縁にはめぐまれません。
婚活では多くの女性に好かれる必要はありません。100人の女性があなたを選ばなくても101人目の女性があなたを選べば、ぶじ成婚退会となります。
その一人を見つけるために、あきらめずに、ぜひ積極的に活動してください。
