セールストークに注意

「結婚相談所の無料相談を予約したんだけど何を聞けばいいの?」
「たくさんある結婚相談所を比較したいけど確認すべきポイントは?」

結婚相談の無料相談といっても実態を知らないのだから何を確かめたらいいかわからないですよね。

相談所のセールストークに乗せられて“自分に合わない相談所”と契約してしまい、「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないように気をつけてください。

このページでは、結婚相談所の無料相談で確かめておくべき5つのポイントをまとめています。

  • 加盟する連盟
  • サービス内容
  • カウンセリング
  • 料金体系と支払いオプション
  • 会員プロフィール

また最後に、無料相談でわかるNG結婚相談所について私見を述べますので、参考にしてください。

加盟する連盟

現在はほとんどの結婚相談所が「連盟」と呼ばれる組織に加入しています。無料相談をしている結婚相談所がどこの「連盟」に所属しているか確かめましょう。

ここでいう連盟とは、全国に散らばる相談所をひとまとめにするネットワーク組織のことを言います。

全国の結婚相談所をつなげ、お互いの会員をデータベースに繋げることで、何万人もの会員とマッチングすることが可能となります。

連盟のイメージ

なので、たとえ結婚相談所に会員が1人しかいなくても、連盟を通じて全国の男女と出会えるため、小さな結婚相談所であっても不都合はないわけです。

連盟という組織は大小いくつも存在し、会員規模や年齢構成などの特徴もそれぞれ異なっています。それゆえ、入会を検討している結婚相談所の規模そのものよりも、その結婚相談所がどの連盟に加盟しているのかの方が重要だともいえます。

最近では、連盟同士の会員データを共有することで、より大きな会員データベースを目指す動きも登場しています。

結び処さいたまで利用している「SCRAM(スクラム)」もそのひとつです。「SCRAM」は全国結婚相談事業者連盟(TMS)や日本仲人連盟(NNR)などの各連盟がデータ連携しているサービスで、2023年8月現在では、全国1600店の相談所、50909人の会員がネットワークで繋がっています。

結婚相談所で活動するなら、まずどの結婚相談所連盟に加盟しているかを確かめておきましょう。

さとし

結び処さいたまが利用している「SCRAM」は会員数が急増しています。最新の会員数は https://musubi-saitama.com/service/ に掲載しています。

サービス内容

結婚相談所側からサービス内容について説明はありますが、疑問点があれば納得するまで確認しましょう。

お相手の探し方

ほとんどの結婚相談所が、スマホやPC上で使えるマッチングシステムを使っています。システム上で、好みのお相手を選んで「申し込み」をすると、結婚相談所を経由してお相手にお見合いが申し込まれます。

結婚相談所に直接出向かなければ、お見合いの申し込みができない相談所もわずかに存在します。利用者にとってはこの上なく不便です。一応、お見合いの申し込み方法を確認しておきましょう。

1カ月のお見合い申し込み可能数

月に10件しかできない相談所もあれば、無制限に申し込みができる相談所もあります。

年齢や条件にもよりますが一概には言えませんが、お見合いの受託率は10%ぐらいだと言われています。月に10件しか申し込みできないとすると、統計的には、お見合いが月1件決まるか決まらないかという状況になります。

お見合い可能件数は多いに越したことはありません。事前に確認しておきましょう。

お見合いの仕方

結婚相談所が初めての方は、お見合いのルールついて知りません。お見合いについてイメージができる程度にはルールや内容を聞いておきましょう。

お見合いの場所、会場への到着時間、カウンセラー(仲人)の同席の有無、お相手との会話の内容など尋ねておいてください。

なお、ほとんどの結婚相談所が、お見合いの飲食代は男性負担と取り決めています。

交際の流れ

結婚相談所の交際には「仮交際」と「真剣交際」があります。

仮交際は、お友だち期間として、お相手のことを知っていく交際期間です。複数のお相手と交際が可能です。

真剣交際は、1対1でお相手と向き合っていく期間のことです。下の名前で呼び合ったり、手をつないだりと一般でいう恋愛期間です。プロフィールは閉じられ、新たなお見合いは組めません。

仮交際、真剣交際含めて交際の期間は、長くてもお見合いから6カ月程度です。

仮交際、真剣交際の意味や内容、交際期間の目安を確かめておきましょう。

活動期間の目安

成婚までの一般的な期間を聞いておくと同時に、結婚相談所側に自分の考える成婚までの活動期間を伝えましょう。

実際は人それぞれです。早い人では3カ月ほどで成婚退会します。他方で何年も相談所に在籍している人もいます。成婚できず退会する人もいます。

それでも一般の活動期間の目安を知ることは、入会後、自身の活動状況の立ち位置を知るうえで参考になります。

ちなみにTMSの平均的な活動期間は1年前後です。下記に関連リンクを張っておきますので参考にしてください。

活動のルール

結婚相談所には一般の交際とは異なったルールがあります。

ルールを破るとペナルティが課せられる場合があります。たとえば、お見合いをキャンセルすると違約金が発生します。

また交際中に、婚前交渉や宿泊を伴う旅行が発覚した場合、成婚退会とみなされます。結婚相談所に成婚料を支払い、相談所から退会となります。

これら活動のルールに関しては相談所から説明があるのが普通ですが、ルール違反に対してはペナルティがありますので、しっかりと頭の中に入れておきましょう。

さとし

ペナルティは一見厳しいように思えるかもしれませんが、逆にペナルティがあることで男女の秩序が守られます。結婚相談所の長所です。

成婚の定義

成婚の定義が結婚相談所によって異なります。

成婚=ゴールとなり、成婚料を支払う義務が発生しますので、必ず確認しておいてください。

「成婚」と言えば、一般的に「入籍」を指しますが、結婚相談所では以下の片方もしくは両方の条件を満たすと「成婚」となり、結婚相談所の活動は終了します。

  • 正式なプロポーズで合意がなされたとき
  • 両家あいさつをしたとき

成婚となると成婚料が発生します。結婚相談所との齟齬がないように成婚の定義を尋ねておきましょう。

カウンセリング

困ったときにカウンセリングを受けられるのが、他の婚活サービスと違う結婚相談所の特徴で、強みです。その強みを十分に活用できるように、事前にカウンセリングの回数やカウンセラーとの相性を確かめておきましょう。

カウンセリングの回数

月に受けられるカウンセリングの回数も確認しておきましょう。

個人経営の結婚相談所であれば気軽に対応してくれるところが多いですが、大手だとカウンセリングの回数を制限している場合があります。

困ったときにプロのカウンセラーからアドバイスを得られるのが結婚相談所の強みです。快く対応してくれる相談所かどうか事前に調べておきましょう。

カウンセラーとの相性

結婚相談所での活動はカウンセラーと二人三脚で歩みます。カウンセラーとの相性が良くないと活動が辛くなります。

無料相談を通じて、自分ときちんと向き合ってくれてくれるカウンセラーかどうかを判断しましょう。

カウンセラーがどういう人柄なのか簡単には判断はできませんが、少なくても「ベテランの仲人」を称して、ふんぞり返って対応するような相談所は、活動中してても不愉快なことが増えるのでやめておいた方がいいでしょう。

また、大手の結婚相談所では、無料相談で対応する営業担当者とカウンセリングの担当者とで役割を分担している場合があります。無料相談の担当者とは気が合ったけど、実際のカウンセラーとは相性が合わず婚活が憂鬱(ゆううつ)になることもあり得ます。だれがカウンセラーになるかも確認しておきましょう。

さとし

入会後、もっとも不満がでやすいのがカウンセリングです。「まったく連絡がない」「放置された」という内容ですね。

料金体系と支払いオプション

結婚相談所で活動を始めると、相談所に支払うお金に加え、交通費やデート代も負担しなければなりません。おもわぬ出費が増えないように、結婚相談所の料金プランをしっかり把握しておきましょう。

初期用と月額費用

初期費用は、「入会金」「システム登録料」など入会時にまとめて支払う費用です。「活動サポート費」という名目で、月額費用とは別に、会員をフォローするための費用を一括して請求する相談所もあります。

月会費用は、結婚相談所に登録している間、毎月発生する料金です。

オプション料金

代表的なのは「お見合い料」です。お見合いをするごとに相談所に払う費用です。

お見合いをすればするほど負担が増えていきます。

中途退会費用

契約期間内に中途退会した場合に発生する費用です。

「活動サポート費」は年間一括して支払う初期費用になりますが、途中退会すれば、退会以降のサポート・フォローがなくなります。

したがって、途中退会以降のサポート費用は返還されるわけですが、全額戻るわけではありません。中途解約違約金がかかるからです。

「活動サポート費」などの名目で初期費用をとる結婚相談所を検討している場合は、中途退会した場合の返金について確かめておきましょう。

成婚料

成婚料は高額になります。必ず金額と成婚条件、支払い期間を確認しておいてください。

さとし

多くの結婚相談所が複数のプランを用意しています。必ずしも高いから早く成婚できるわけではありません。料金を含め自分に合ったプランを選択しましょう。

会員プロフィール

会員の人数、年齢層、職業、平均年収、地域性などを確かめておきましょう。

会員の人数や属性

地方になると、ほとんど会員がいない場合もあります。居住地を中心に活動する場合が多いので、居住エリアに会員がいなければお見合いが組めません。

地方でもある程度、会員ボリュームのある結婚相談所か、他の婚活方法を探した方がいいかもしれません。

希望条件に合う人の数

実際に希望条件を伝えて、何人ぐらい該当者がいるか教えてもらいましょう。

たとえば、あなたが埼玉県在住の40歳男性であれば、次の条件で検索してもらってください。この段階では年収や身長など細かな検索条件は不要です。

  • 「居住地」=埼玉県、東京都
  • 「年齢」=30歳~40歳

100人以上検索されれば、ボリュームは十分です。

無料相談でわかるこんな相談所はNG

担当者に入会ノルマがあり、しつこく契約を迫ったり、言葉巧みに契約に追い込む相談所もあります。あなたの幸せを考えているわけではありませんので、こうした相談所は避けましょう。

デメリットを伝えない

「いい条件ですね。あなたなら絶対結婚できます」「おきれいですね。お見合いもいくらでも組めますよ」

などと、入会さえすれば、当然結婚できるように話すところは信用しない方がいいかもしれません。

入会しても100%結婚できるわけではありません。お見合いすら10人に申し込みをして1人、2人からOKをもらえる程度です。

結婚相談所の契約書には「(当相談所の目的は)配偶者候補の情報提供と活動のサポートであり成婚を保証するものではありません」と書かれており、成婚の保証を否定しているはずです。

都合のいいことばかり伝え、不都合なことを伝えないのはフェアではありません。入会後、期待を裏切られ「こんなはずじゃなかった」と後悔するはめになるかもしれません。

さとし

多くの人が「早く結婚したい!」という強い気持ちをもって結婚相談所の門をたたきます。しかし、入会したすべての人が順調に成婚退会できるわけではありません。誠実な相談所はきちんとそのことを伝えてくれるはずです。

お見合い申し込み回数が厳しく制限されている

お見合いの受託率は10%程度です。年齢や条件によっては10%にも届かない場合もあります。

にもかかわらず、お見合い回数が10件、20件だけに制限されていると、月に一度もお見合いが組めない可能性がありますお相手と出会えなければ活動が長引きますし、成婚退会も難しくなります。

お見合いは簡単に成立しません。お見合い申し込み回数が少ない結婚相談所は止めておいた方が無難です。

あなたを貶めて契約を迫る

「今が一番若いんです。早めに決断しましょう」
「一生懸命お世話しますので信頼してください」
「キャンペーン中ですので今がお得です!」

などと、結婚相談所は入会を勧誘してくるかもしれませんが、この程度であればセールストークの範囲内です。

他方で、

「今決断しないといつまでたっても結婚できませんよ!」
「結婚する気ないんですか?」
「(比較対象の)○○はダメです!クレームも多いですよ!」

など、あなたを脅迫したり貶めたり、他の相談所やサービスを根拠なく中傷するような相談所はやめておきましょう。

そんな相談所で活動しても、あなたを不快にさせるだけで、まともにサポートできるとは考えられません。

まとめ

いかがでしょうか。

無料相談では、思いのほか確かめておくことがあったのではないでしょうか。

特に費用については、相談所に支払うお金のほかに、お相手との交際費(交通費やデート代など)がかかります。活動中は支出が増えますので、支払い関係については納得するまで確認することをおすすめします。

なお、私たち結び処さいたまでも、オンラインでの無料相談を実施しております。ぜひお気軽にお申し込みください。