写真の変更で受託率アップ

10件、20件と申し込んでも1件もお見合いが決まらない……なんて状況になると、なんだか自分が必要とされていないようでとても辛いですよね。

お見合いが決まらない原因は、実はあなたが掲載しているプロフィール写真にあるかもしれません。

私も結婚相談所で活動中、プロフィールに掲載している写真を変えたところ、お見合いの受託率が2~3倍になりました。写真1枚でお見合いの成功率がこんなに上がるものなのかと驚いたものです。

このページでは、異性に選ばれる写真のコツや表情のつくり方、NG写真などについて解説します。

この記事を読み終えた後、いったんあなたのプロフィール写真を再確認し、必要であれば掲載している写真を差し替えてください。

写真がイマイチだとお見合いは成立しない

結婚相談所では、写真を含むプロフィールを見て、希望するパートナーを選ぶスタイルが通常です。写真が魅力的でない場合、デートや交際はもちろん、お見合いの対象としても関心を引くことは難しいでしょう。

もちろん「ありのままの自分を見せたい」という真面目な方もいるでしょう。「人間性を見てほしい」というその気持ち、容姿があまり良くないと自覚している私もわからないわけではありません。

しかし、お見合いの成否は写真の良し悪しにかかっています。お見合いを受けるとき、まず見るのは掲載写真です。顔が好みか、痩せているか太っているか、服装はしっかりしているか、話しやすそうか……写真全体の雰囲気を見て、お見合いを受けるかどうか決めるわけです。

写真がイマイチだと、他のプロフィールがどんなに立派でもお見合いは成立しません。

さとし

ほぼ100%の方が写真を見てプロフィールの詳細を確認します。写真が不自然であったり、悪目立ちしていると選ばれることはほぼありません。

撮影は提携の写真館がベスト

写真館・写真スタジオで撮影してください。結婚相談所と提携している写真館がベストです。結婚相談所と提携している写真館は婚活写真の撮影に慣れていますので、高クオリティの写真が期待できます。少なくても他のライバル会員に劣る写真にはならないでしょう。

写真館の多くは撮影の前に髪型のセットや簡単なメイクをしてくれます。男性は普段メイクをしませんが、メイクをしてもらうことで、シミやしわ、ヒゲの青ぞりを隠し、眉毛を凛々しく整えてくれます。清潔感が出て男性らしく健康的な顔だちとなります。印象が全然かわりますので、男性も必ずメイクは受けてください。

写真館にはスタジオがあり、ライティング機材も整っています。背景のセットも用意されているので、明るく自然な雰囲気の写真が撮れます。

また、プロのカメラマンは被写体をリラックスにさせる技術を持っています。固い表情の被写体を自然な笑顔につくり変えてくれます。

さとし

私も写真館で撮影しましたが、プロのカメラマンのトークテクニックには脱帽しました。おかげていい写真が撮れました。

写真館での撮影は、1万円を超える場合もあり決して安くはありません。ただ、プロフィール写真の出来栄えはお見合いの成否を左右します。婚活での最低限の必要な投資だと割り切って、写真館で“いい写真”を撮ってください。

ときどき自撮り写真や観光地でのスナップ写真をメイン写真に掲載している方がいます。ほとんどの方が写真館で撮影した写真を掲載しているなか、このような方のプロフィールは悪目立ちしてしまいますし、婚活の真剣さを疑われます。お気に入りの写真は思い出として残してください。結婚相談所の写真では自撮りはダメです。

好印象な写真は“自然な笑顔”

結婚相談所の写真は異性の会員に見てもらい、“この人いいな”と思ってもらうために掲載しています。お見合いを成立させるために掲載しているわけです。

あなたから見て、お見合いをしたいと思う相手はどういう人でしょうか?ふつうは明るくて話しやすい人とお見合いをしたいですよね。

だから、結婚相談所の写真は話しやすい表情をつくらなければなりません。それは“自然な笑顔”です。

歯は見せるべき

“自然な笑顔”の中でも、口を閉じた微笑みより、口角を上げて上の歯が見える程度の笑顔がベストです

親近感が湧く表情になります。

口角を上げて上の歯が見える程度の笑顔
口角を上げて上の歯が見える程度の笑顔の例

笑顔が苦手な人も多いはずです。アラフォーミドル世代にもなると、会社でも責任ある立場を任され、仕事中は始終難しい顔をしています。日常生活でも自然と難しい顔つきになりがちです。

「歯を出して笑うなんて普段しないよ」

と自嘲する方も少なくありません。そういう方は“微笑み画像”をプロフィールに選択する人も多いはずです。

さとし

婚活中の私がそうでした。仲人さんから「こっちの方がいいんじゃない」と歯を見せて笑う写真をすすめられたものの、「そういうキャラじゃないんで」と“微笑み画像”を選びました。

プロフィール画像の役割は「いっしょにいると楽しそう!」「楽しく会話ができそう!」と異性が思うかどうかです。プロフィール画像を見てあなたと会いたいと思えばそれが「いいプロフィール画像」です。

興味深いデータがあります。女性総合サイトの「マイナビウーマン」の調べですが、「歯を見せて笑う女性」と「口を閉じて笑う女性」、あなたはどちらの笑顔が好きですか?との質問に対し、73.3%の男性が「歯を見せて笑う女性」を支持しました。

マイナビウーマンでは「歯を見せて笑う女性」の方が、快活で明るい印象になると結論づけています。プロフィール写真は「この人と(お見合いで)話したい!」と思わせることが重要なわけですから、より魅力的に見える「歯を見せて笑う」写真の方が良いといえます。この調査は男性から女性を見た場合の調査ですが、女性から男性を見た場合も同様の結果になるでしょう。

極端に言えば、笑顔を通り越して、大笑いしている写真でもいいんです。複数の写真を掲載できる結婚相談所のシステムであれば、1枚を大笑いしている画像をサブの写真として掲載するのも悪くありません。サブの写真であれば旅行先のスナップ写真でもOKです。すました笑顔よりもずっと魅力的です。なにより親近感を持ちませんか?「いちど話してみてもいいかな」と相手に思わせる1枚になるはずです。

なお、撮影の際には「いい笑顔の写真を撮ってください!」とカメラマンにはっきりと伝えてください。

歯並びが悪い場合はどうすればいいか

歯並びが悪くコンプレックスを持っている人も少なくありません。この場合、歯並びの悪さが目立ち、歯を見せる写真が印象を下げる可能性があります。

画像編集ソフトで歯並びを修正する荒業もありますが、結局お見合い時には歯並びの悪さがわかってしまいます。むしろお相手をがっかりさせかねません。

歯並びが悪く歯を見せたくないという方は、歯を見せないで好印象を持ってもらう笑顔を作りましょう。

画像を見て「いっしょにいると楽しそう!」「楽しく会話ができそう!」と思われることが重要なんです。

ポイントは以下の2点です。

口角を上げる
目元で笑う

普段はへの字口の方も口の両脇を上げてください。

目元で笑うポイントは、目じりに少しシワが寄るぐらい目を細めることです。

目元で笑う
この画像からは口の部分を隠しても目元を見れば笑顔であることがわかります

口で笑い、目元でも笑うことで親近感が大いに増します。

目元だけでも笑えているかどうかを確認するために、口の部分を隠して鏡で自分の顔を見てみてください。自然で明るい笑顔に見えれば成功です。

歯並びはできれば直しましょう

プロフィール画像で隠しても、お見合いの場でガタガタの歯では相手も幻滅してしまいます。歯並びのコンプレックスからコミュニケーションに自信を持てない方もすくなくありません。できればしっかりと矯正したほうが良いでしょう。

問題は、歯医者での診察が自費診療になるので、費用が高額になる点です。矯正治療の時間も長いと数年かかります。誰でも簡単にできるわけではないのは良くわかります。

私の例で恐縮ですが、婚活中、歯の矯正をしている女性とお見合いをしたことがありました。

女性が話すと口の中にがっつりとしまったワイヤーが見えました。確かに歯並びは美しくありません。

その女性は冒頭「驚きました?いま歯の矯正中なんです。治療が終われば歯並びがきれいになるんですよ」と笑顔で話してくれました。

治療に努力されている相手の姿に、マイナスの印象はまったくありませんでした。

歯並びの矯正は費用も時間もかかります。ハードルは高いかもしれません。でも可能であれば婚活のためだけでなく、健康のため、今後のコミュニケーションのため治療に取り組んだ方が良いかと思います。

ただ、治療のために婚活を遅らせるのはおすすめしません。自信を持って婚活にのぞみたい気持ちはわかりますが、時間は待ってくれません。歳をとればとるほど婚活は不利になります。

歯並びの治療をしているお相手の姿を見て、お見合い相手は悪い印象は抱きません。自分からはっきりと「治療しています」と伝えてもいいんじゃないでしょうか。

女性は季節感のない服装を選択すべき

男性はスーツ、ジャケットなので特に季節感は問題になりません。

問題は服装の選択肢が多い女性です。実際、何を着て撮影にのぞむべきか悩むと思います。

間違いがないのが、淡いやパステルカラーのワンピースや、白いブラウスにスカートなどシンプルで清潔感のある装いです。お見合いでも使えます。黒や赤など原色系の服は派手な性格に見られますので避けましょう。

気を付けていただきたいのは、季節感のない服装を選ぶことです。たとえば、モフモフのニットなどを選ぶと冬に入会したのがバレてしまいますし、夏に見ると暑苦しくて違和感があります。

別人と思われる写真はNG

お見合いの受託率を高めたいからといって、別人と思われてしまう写真はNGです。原型をとどめていない写真のため、お見合いの待ち合わせ場所で婚活男女が出会えない光景は「婚活あるある」のひとつです。別人に“なりすまして”お見合いが成立しても、まず交際には至りません。目的は結婚することです。自爆としか言いようがありません。

さとし

加工・修正した写真や若いときの写真など、実際に会うと別人としか思えない写真を掲載している人は少なくありません。お見合いをいくら組めても、相手に不信しか与えないのでいつまでも成婚退会できません。

過度な写真の加工

加工や修正により、実物とかけ離れた写真はNGです。

現在ではPhotoshopなど画像編集ソフトやアプリで簡単に写真の加工ができます。“美男”“美女”を作ることは容易な時代です。お見合いを組みたいため“悪魔の誘惑”に乗ってしまう人もたくさん見てきました。

しかし、写真を加工してお見合いが成立しても「実物と写真が違いすぎる」と相手をがっかりさせるだけです。お見合い直後に「写真の方と別人が来ました。お断りします」とカウンセラーに連絡が入ります。

なお写真館や専門スタジオで撮影すると、画像編集ソフトで明るさや顔の色合いを微調整してくれますが、こちらはよりあなたの魅力を引き出してくれますのでウェルカムです。

何年も前の写真

数年前の写真を使うのもNGです。

婚活が長期化すると、本人は歳をとりますが、最初に登録した若いときの写真をそのまま使い続ける方がいます。歳を重ねれば、体形、肌のツヤ、顔のシワ、男性なら髪の量なども変わってきます。本人はそれほど変わっていないと思っていても、他人から見ればやっぱり大きく変わっているのです。

お見合いの席で「写真よりずっと老けている」と不信感を相手に与えるだけですので、決してプラスにはなりません。1年ごとに写真は差し替えましょう。

お見合いが成立しない場合は写真の変更を

お見合いを申し込んでもがなかなか決まらない状況が続くなら、躊躇なくプロフィールの写真を差し替えてください。写真を変えることで、お見合い受託率が大きく改善することがあります。

写真を取り直す際には、カウンセラーと相談し、結婚相談所と提携している写真館で撮り直してください。これまで使っていたプロフィール写真をカメラマンに見てもらい、プロの視点から客観的な写真のできについてアドバイスをもらうぐらい積極的になっても良いでしょう。

さとし

お見合いが決まらない理由を写真のせいにしているようで、写真の変更を言い出しにくいことがあるかもしれません。私もそうでした。しかし、写真を変更したことによりお見合いの受託率が大きく改善したので、お見合いがうまくいかない、と感じたら写真の変更を検討しましょう。

まとめ

いかがでしょうか。

プロフィール写真は、お見合い成立するかどうかの鍵となるもっとも重要な要素です。絶対に手を抜いてはいけません。結婚相談所と提携した写真館でプロのカメラマンに撮影してもらうこと、表情は微笑みではなくしっかりとした笑顔をつくることを忘れないでください。お見合いがなかなか成立しないのならば、写真に原因があるかもしれません。すぐに差し替えてしまいましょう。

自分の魅力を最大限に引き出すために、慎重にプロフィール写真を選び、自信を持って婚活にのぞんでください!