自己PRには王道スタイルがある
結婚相談所の「自己PR」は自由記入です。結婚相談所に入会すると、すぐにプロフィールの作成を求められますが、いったい何を書いていいのかわからない方が多いのではないでしょうか。
実は自由記入の自己PR欄も王道といえる「スタイル」があるんです。
その証拠に、ほかの会員の自己PRを見ると、同じような文章構成になっているのに気づくはずです。みんな同じような自己PRのスタイルになっているのは、そのスタイルを使うことでお見合いの受託率が高いことが証明されているからです。
このページでは、自己PRの重要性と、刺さる自己PRのポイントを6つ具体例を交えて解説していきます。
結婚相談所に入会まもない方は、この記事を読んで「スタイル」通りの自己PRを作成してみてください。悩んでいたのが馬鹿らしくなるほど簡単に自己PRを作成できるようになるはずです。
自己PRの記入は必須
自己PRは必ず記入してください。年齢、身長、体重、仕事、年収、家族構成などのプロフィールの各項目は修正できませんが、自己PRは自由に記入できます。趣味、休日の過ごし方、結婚観、相手への希望条件など、うまくアピールできれば、ほかの会員と差別化でき、お見合いの成功率は高まります。
自己PRを空欄にしている方がいますが、これはいけません。婚活の真剣さもやる気を感じられませんし、どういう方なのかまったく伝わりません。医者や弁護士など特別な職業で高年収、誰もが振り向く美人など圧倒できるアピールポイントがあればまだしも、ふつうはお見合いをまともに組むことはできません。自己PRはしっかり記入し、お見合いの機会損失をできるかぎりなくしましょう。
自己PR欄を空欄にしているとそもそも自己PRすら書けない人なのかと疑われかねません。
刺さる自己PRの6つのポイント
自己PRの作成のポイントは、ずばり!あなたに会って話したい内容になっているかどうかです。徹底的に異性の目線に立ってください。
結婚相談所の自己PR欄は、“今の自分の姿”を紹介するスペースではありません。お見合いを成功させるためのアピール欄です。ですので、プロフィールを見ている会員に関心を持ってもらえない自己PRは無意味です。
結婚相談所での婚活を開始し、異性会員の自己PRを読むと、同じような文章構成を見かけます。以下のような文章です。
- 「プロフィールをご覧いただき、ありがとうございます」など、挨拶で始まります(【挨拶・活動のきっかけ】)。
- 「周りの人からは○○と言われています」と性格を指摘します(【性格】)。
- 「仕事は○〇をしています」と簡単に業務内容に触れます(【仕事】)
- 「休日は○○しています」と休日の過ごし方を述べます(【休日の過ごし方】)。
- 「おばあちゃん、おじいちゃんになっても手を繋ぐ仲のいい夫婦を目指しています」など結婚観や家族観を提示します(【結婚観・家族像】)
- 最後に「多くの方と積極的にお会いできればと思っています」「最後までお読みいただきありがとうございました」などプロフィールを読んでいただいたことに対するお礼や婚活への真剣さをアピールします(【積極性のアピール・挨拶】)。
一つひとつ見ていきましょう。
【挨拶・活動のきっかけ】
いきなり本題に入ると文章が唐突に感じます。挨拶に加えて、結婚相談所で活動を始めたきっかけを付け加えると、活動の動機がはっきりします。
【例】初めまして。プロフィールをご覧いただきありがとうございます。
【例】これまで仕事に打ち込んできましたが、人生を一緒に歩める方と毎日を過ごせればさらに幸せになれるだろうと思い、活動を開始しました。
【性格】
自分で「優しくて、誠実です」と書いても信憑性に欠けます。周囲から○○と言われているという第三者視点で自分の性格を表現しましょう。
「友人や仕事仲間からは『真面目でおおらかな性格だね』と言われることが多いです」など、他人の言葉を借りて自分を表現してみましょう。
あなたが明るく話しやすい性格であることを強調してください。
ネガティブ表現は厳禁です。たとえば「人と話すのが苦手」だと思っていても、「物静かで落ち着いた性格」と言葉を変換し、自己PRでは「穏やかに話せるあなた」を演出してください。「人と話すのが苦手」だと言っている人とお見合いしたいと思うでしょうか?ネガティブな表現はNGです。
【例】周囲からは「真面目で頑張り屋だね」「穏やかでしっかりしてるね」と言われることも多く、そのためか、友人から悩み事など相談されることも少なくありません。
【仕事】
企業名を書く必要はありませんが、営業職、事務職など職種は記入しましょう。充実した仕事内容で職場環境や同僚に恵まれていることを強調してください。
仕事の愚痴を言うような相手とは付き合いたくありません。
女性の場合、教師や看護師、保育士など専門職の方も少なくありません。「自立した女性」は男性から好感を持たれるので、専門職の方は職業を積極的に記入した方が良いでしょう。
女性で無職の方は「無職」「家事手伝い」と正確に記載してください。無職であることを隠しても、お見合いの席で結局バレてしまいます。「現在就職活動に積極的に取り組んでいます」と就労意欲があることを示すことも大事です。
【例】建設関連の会社で営業の仕事をしています。プレッシャーはありますが、上司や同僚と助け合い充実した日々を送っています。
派遣社員で事務の仕事をしていたけれども、契約の満了で現在仕事をしていないという女性会員も少なからずいます。「派遣の満了で現在は無職ですが、現在就職活動に積極的に取り組んでいます」と事実を記載しましょう。
【休日の過ごし方】
お見合いの席で話題にしやすい項目です。共通の趣味=好きな事があれば、はじめて会うお見合いでも意気投合できるかもしれません。
アウトドア、インドアの両方の趣味を記入するのが理想です。アウトドア派もいれば、インドア派もいるので、両方上げておけばどちらか一方は目にとまります。
結婚は長年生活をともにすることが前提ですので、相手の健康はいちばん気になるところです。ウォーキングやサイクリングなど運動系の趣味は健康的で好印象を与えます。
また「お相手の趣味も好きになりたい」という一文を入れるのも効果的です。相手に寄り添う姿勢を見せることで、自分の趣味も楽しんでもらえるのでは?と相手に期待を与えます。
【例】休日はサイクリングで汗を流しています。知らない土地を自転車で周ると新しい発見があり、日常を忘れてしまいます。家でのんびりするのも好きですが、時間があるときはカフェで仕事関連のビジネス書を読んで時間を過ごすこともあります。また結婚後はお相手の趣味を一緒に楽しみたいと思っています。
【結婚観・家族像】
自分の理想とする結婚観や家族像を記入してください。
ただ、自分の理想を詳細に書くと、あまりに生々しくなり、印象がよくありません。
たとえば「子どもは最低2人欲しいです」「マイホームで一緒に暮らすのが夢です」などと書かれると、子ども2人の出産やマイホームの購入が条件となっているようで、どうしても気が引けてしまいます。
理想は理想として、控えめにしましょう。
自分と結婚すると、明るく、素晴らしい家庭が築けるイメージをアピールしてください。
【例】お互い感謝を忘れない夫婦になるのが理想です。結婚生活のなかでときに困難なこともあるかもしれませんが、二人で支え合って、おじいちゃん、おばあちゃんになっても手をつなぎ合えるような素敵な家族を作っていきたいと思います。
【積極性のアピール・挨拶】
できる限りお見合いに応じる積極的な姿勢を見せましょう。最後の一押しとなります。
【例】ご縁のある方と積極的お会いしたいと思っています。最後までお読みいただきありがとうございます。
また、結婚において譲歩できる点を自己PRに加えておくと、ほかの人と違った自己PRにすることができます。結婚に積極的な方と映りますので、お見合いの申し込みをしやすくなります。
【例】看護師ですのでどの地域でも働けます。お相手の希望に合わせて県外でも転居することは可能です。
初婚にこだわりがないのであれば「離婚歴は気にしません」と記入しておくと、お見合いの申し込みが増えるはずです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は自己PRのスタイルについて具体例を入れながら解説しました。具体例を参考にして、いちど自分で作成してみることをおすすめします。
自己PRを書かないのは論外。独りよがりは禁物です。
自己PRはいつでも書き換え可能です。お見合い申し込みの状況を見て、修正を加えましょう。より好印象を与える自己PRになっていくはずです。