ネタになる「勘違い40代婚活女性」

「40代活女子がヤバい」「40代婚活女子の末路」「40代婚活女子から逃げて!」など、最近にわかにエンタメ化している婚活女性。YouTubeやブログなどネット上のネタになっており、嘲笑の的にもなっています。

なぜなのでしょうか?

それは40代婚活女性の一部が、社会で自立していないにもかかわらず自己評価だけ高く、男性へ求めるスペックが恐ろしいほど高いからです。

同性からですら「勘違いもはなはだしい」「一生結婚できない」と批判されるほか、「付き合わされる男性がかわいそう」と同情が集まる始末です。

この記事では、40代婚活女性の勘違いについて分析し、その批判について説明します。合わせて、成婚退会に向けて40代婚活女性が取るべき対策について解説します。

40代以降の婚活女性について特に役に立つ記事になっていますので、ぜひ最後までお読みください。

勘違い40代婚活女性の特徴

ネット上でネタになる勘違い40代婚活女性には特徴があります。自立しておらず、身勝手な点が特に目立ちます。

自立について無関心

大人になれば自分で働いたお金で生活を営むのが普通です。両親の保護を離れて自立しないといけません。これができない女性が少なくないんです。

典型的なのは「家事手伝い」という無職です。

毎日いったい何をしているのでしょうか?

アルバイトや派遣社員でも年間100万円、200万円は稼げるはずです。

こうした女性の多くが両親と同居しています。家事は主に母親が担当。食事、掃除、洗濯などほぼ任せっぱなしです。ときどき手伝うことで、プロフィールには「家事全般に取り組んでいます」と書き込みます。

スラングで好きな言葉ではありませんが「子ども部屋おばさん」すなわち「ことおば」です。

働いて実家にお金を入れているのであれば何も問題ありません。しかし、働いていないわけですから、衣食住を両親に頼ることになります。

こうした両親に寄生した「ことおば」さん、自立して生きていないことに恥じらいがありません。これがやっかいです。

さとし

婚活の前に働きましょう。

自己評価への強い自信

自己評価が高く、自信の容姿について自信をもっています。

「30代前半に見られます」「肌も色白で年齢より若くみられます」「顔立ちもかわいらしい」と、そこらにいる40代の“おばさん”とは違うことをアピールします。

実際、顔立ちも整っていて、20代のときはモテたのかもしれません。

かがやかしい歴史が忘れられないのでしょうか、ことあるごとに「若い時はすごくモテた」と強調します。

「昔は年収800万円の一流企業勤務の男性と付き合っていた」「結婚寸前まで行ったけど、ちょっとすれ違いで別れてしまった」と過去の栄光にすがるのも特徴のひとつです。

高校の進学校や有名大学を卒業していたりすると、そのときの栄光も忘れられず、知性をひけらかしたり、自分より学歴の低い人をバカにしたりします。

また、自己評価が高いため、男性にも外面的な条件に強いこだわりを持ちます。

さとし

自己評価ほど当てにならないものはありません。

男性への高い要望

自分のことを省みず、男性に高いスペックを求めるのもヤバい40代婚活女性の特徴です。

  • 年収は600万円以上、できれば800万円以上
  • 身長は175センチ以上
  • 学歴は大卒マーチ以上
  • おじさんはNG
  • 清潔感が必要
  • 年下希望、せめて同年齢
  • 自営業は対象外
  • バツイチ子どもはNG

また、結婚後の要望も人一倍強いです。

  • 専業主婦希望
  • 義実家の付き合いは最低限(もちろん義両親介護は不可)
  • 住まいは実家の近く
  • 子どもはのぞまない
  • 家計は女性側が管理
  • 月の交際費、服装代、化粧代で3万円

少しでも男性側に不利な内容があれば、自分のことを棚に上げて、すぐに関係を清算してしまいます。

たとえば、男性の母親が要介護になっていることがわかったら、男性の話をまともに聞かずにすぐに交際を切り上げます。

簡単に言えば身勝手だということです。

さとし

婚活では「条件」ありきですが、継続していくうちにだんだんと要求が高まっていきます。注意しましょう。

勘違い40代婚活女性への反発

さて、上のような特徴をもった勘違い40代婚活女性についてPR文を考えてみました。本音ベースで誇張しています。仲人からの指導もあり、実際はマイルドな内容になっているはずです。

こんにちは。私は42歳で婚活をしている女性です。今日は私が求める理想のパートナーについてお話しさせてくださいね。

まず、少し自己紹介をさせていただきますね。

現在は実家でお母さんのお手伝いをしています。以前は派遣で働いていましたが、体が弱いのでいまは働いていません。

自分で言うのもなんですが、友人からはよく「30代前半でも通用するよ」と言われますし、肌も色白で年齢より若く見られることが多いです。顔立ちもかわいらしいと褒められることが多く、同年代の女性とは一線を画していると思いますよ。

実際、若い頃はかなりモテました。20代の時には年収800万円の一流企業に勤める男性とお付き合いしていたこともあります。結婚寸前までいったのですが、すれ違いで別れてしまいました。

まず、私が求める男性の年収は600万円以上、できれば800万円以上が理想です。経済的に安定していて、一緒に豊かな生活を送れる方がいいですね。それから、身長は175センチ以上の方を希望しています。やっぱり背の高い男性には憧れますし、一緒に歩いていても素敵です。

学歴については、大卒でMARCH以上の学歴を持っている方を希望します。私も進学校出身ですし、やはり、知的な会話ができる相手がいいですね。それと、おじさんっぽい感じの方はごめんなさい。清潔感があって、見た目にも気を使っている方がいいです。

年齢については、年下の男性を希望していますが、せめて同年齢くらいまでの方が理想です。自営業の方はちょっと将来が不安なので対象外とさせてください。また、バツイチで子持ちの方もご遠慮いただきたいです。

私の希望する結婚生活についても少しお話ししますね。専業主婦のお母さんがお父さんとすごく仲が良かったので、両親は私の理想像です。私もお母さんと同じように専業主婦になって、家事や家庭を守ることに専念したいと思っています。ただ、毎日の家事は大変だと思うんです。将来の旦那様にも家事を分担してもらえればと思っています。

義実家との付き合いは最低限にしたいです。もちろん、義両親の介護はできませんのでご了承ください。住まいについては、できれば私の実家の近くがいいです。家族との絆を大切にしたいので。

子どもは望んでいません。二人で穏やかに過ごせる生活が理想です。家計の管理は私が担当したいので、そこは信頼して任せていただける方がいいですね。毎月の交際費や服装代、化粧代として3万円くらいは必要になります。

このような条件に合う方がいらっしゃいましたら、ぜひお会いしてお話ししてみたいです。どうぞよろしくお願いいたします。

男女問わず、まともな神経をもった方なら「なんじゃこりゃ」ですよね。でも、恐ろしいことにこうした勘違いしたヤバい40代婚活女性は実在するんです。

こんな婚活女性に出会った男性は不幸としか言いようがありません。

当然この42歳婚活女性の本音は突っ込みどころ満載です。男性から想定される反発を予想してみましょう。

自立しないことに対する反発

「無職」「家事手伝い」の女性、社会人になって20年。いったい何をしてきたのでしょうか。

40代ですと就職氷河期世代です。希望の仕事に就けなかったり、正社員での採用が難しかったかもしれません。

私も同時代を生きています。当時の厳しさ、苦しさは体験してきた者でないとわかりません。同情する余地はあります。

しかし現在は人手不足の時代です。働き口はいくらでもあります。

アルバイトや派遣社員で働くことは可能なはずです。

なぜ頑なに働かないのでしょうか?

よく使われる言い訳は「私は体が弱いので…」

体に疾患を抱えている人はいくらでもいます。40歳を超えると体力も落ち、多くの人が生活習慣病やストレスを抱えながら、それでも生活のために働いています。

もちろん倒れるまで働けと言っているわけではありません。働きに出る体力もないのに、ストレスの貯まる婚活に取り組む体力はあるというのもおかしいと言いたいのです。

また働いてもいないのに安くない婚活費用はどこから出ているのでしょうか。お金は湧いて出てくるわけではありません。自分のこれまでの蓄えで出しているのならまだしも、両親から支援を受けているのであれば人生の大きな変化を伴う婚活を他人の資金にゆだねているようなもので、自立できていないと言わざるを得ません。

さとし

最近の男性は働いていない女性を特に忌避する傾向にあります。がっつり依存されても困りますよね。

家事能力に対する反発

PR文では「家事を手伝っています」と言っていますが、家事能力がどこまであるのか疑問です。

母親から見れば42歳の娘もやっぱり子ども。実家にいれば母親がなにかと面倒を見てくれます。一日中ごろごろ、ネット三昧という女性も少なくないでしょう。

ひとり暮らしの経験がなければ、ごみの出し方すらわからないかもしれません。生活力がないんです。

にもかかわらず結婚後は専業主婦を希望する理由がわかりません。結婚したら家事を覚えればいいとでも思っているのでしょうか。

おまけに男性に家事の負担を求める。子どもがいるのなら育児があるため、家事の分担は必要でしょう。でも子どもはのぞまない。専業主婦を希望していますが、毎日何をするつもりなのでしょうか。

男性の多くはひとり暮らしの経験をしています。

ロボット掃除機やドラム式洗濯機など家電の発展で、昔と違い、家事も随分と楽になりました。料理についても冷凍食品やスーパーの惣菜も充実しており、手の込んだ料理でなくても美味しい食事を楽しめるようになりました。

男性でも家事の実態を知っています。

働く気もない、まともな家事もする気もないできない、子どももいらないという42歳と女性と結婚したいと思う男性などいません。

強い自信への反発

「年齢より若く見られる」。勘違い40代女子の定番の主張です。

確かに最近の女性は40代でも若々しさを保っています。身だしなみにも気を遣い、キレイな方も多いです。

しかし、見た目は若く見えても実際は42歳。20代、30代ではありません。

婚活において重要なのは見た目の年齢ではなく実年齢。男性の多くは子どもを望んでいますので、42歳の女性が若く見えてキレイだとしても、妊娠の可能性が高い30代を選びます。

また「30代前半でも通用するよ」と周囲から言われたとしても、それを間に受けていいものなのでしょうか。

40代という微妙な独身女性に対して「年相応だよね」とはふつう言いませんよね。ことを荒立てないように「お若いですね」「お肌がキレイですね」と多少の“お世辞”を含むものです。

若い頃の男性経験を自信のよりどころにしている女性もいます。

「20代のときにエリートサラリーマンと付き合っていた」「年収1000万円を超える男性と結婚寸前までいった」など、本当か妄想かわからない話をしたりします。

仮に本当だとしても、40代まで結婚できなかったのは事実です。つまり、お相手の男性には結婚相手として選ばれなかったということです。

昔の栄光を語っても結婚できていない事実が変わるわけではありません。

さとし

婚活に過去は関係ありません。いま現在のあなたが重要なのです。

男性への高い要望への反発

無収入で働きもしていないのに、なぜ高年収の男性を求めるのでしょうか。

600万円とか800万円を稼ぐ男性は現在の日本では上位層です。

年収400万円の男性でも、自分が働いて100万円でも200万円でも家計に入れれば世帯年収は500万円、600万円になるはずです。十分に生活は可能です。

でも結婚後は働く気がない。自分を養ってくれる稼ぎのある男性を探しているわけです。

家計管理や月のおこづかいを求めていることから、男性の収入に寄生する気まんまんです。

年収600万円以上の男性がそんな女性を相手にするでしょうか。

年収600万円以上の男性は婚活市場でもけっこうな人気です。普通はもっと若くて常識のある魅力的な女性と結婚します。

また年下の男性を希望するのは勝手ですが、まずお見合いが組めません。

男性の大部分は自分の歳から2つ、3つ下あたりからをターゲットしています。若ければ若いほど良いとも思っています。

年上の、それも無職で、専業主婦希望の女性にアプローチすることはあり得ません。男性が結婚するメリットがありません。

男性に高い学歴や見た目など求めるのも自由です。ただ、清潔で高学歴の見識ある男性が、世相に無知で世間知らずの40代の女性を選ぶとは思えません。

男性の実家への拒否反応は不快でしかありません。

確かに結婚は男女の同意で成立します。しかし、夫婦両家の関係は結婚生活をするうえでかかすことはできません。縁続きになるのですから当然です。

男女問わず、実家、肉親はとても大切な存在です。当然ですね。両親から生まれ、大事に育てられ、教育をうけさせてもらい、たくさんの思い出をもらい、その家で人生を歩んできたわけですから。

にもかかわらず、最初から男性の義実家と距離をおこうとするのは、義実家だけでなく、男性への侮辱にほかなりません(男性が女性の義実家を侮辱することも同様に許されません)。

さとし

上のようなスーパーマンはなかなかいません。いたとしてもあっという間に結婚しているか、すでに結婚しています。

40代婚活女性の婚活対策

ただでさえ難しい40代の婚活。はっきり言って、いままで見てきたような完全にこじらせてしまった40代婚活女性の婚活が成功することは、まずあり得ないといっていいでしょう。

苦しくても自立する

成人となり社会人となれば自立しなければなりません。働いてその稼ぎで生活をするのが当たり前の前提です。男性も女性も違いはありません。

自活できてなければ婚活以前の問題です。

「家事手伝い」という無職は論外です。

まずはパートタイムの仕事でかまいません。フルタイムの仕事をして年収100万円でも200万円でも収入を得て生活の営みを取り戻しましょう。

現在、婚活男性の多くは女性にも働いてもらいたいと思っています。ですが高い年収を求めているわけではありません。働いている事実、働く意思が重要なのです。

この時代、将来になにがあるかわかりません。

まずは自立することです。ひとりでも食べていけることで、相手の男性に安心感を与えることができます。

さとし

多くの男性は女性に働いてほしいと思っていますが、高年収をのぞんでいるわけではありません。働いていること自体が重要なのです。

自分の客観視

自分のおかれた状況、取り巻く環境を冷静に判断しましょう。第三者視点で自分を見ることが大事です。

あなたが見ている自分と他人が見ているあなたでは見え方が違います。主観と客観の不一致です。

人は自分のことを過大に評価する傾向にあります。だいたい2割増し程度高く自分のことを甘く見積もっているとも言われています。

人間はやっぱり自分に甘い。「自分はこんなに頑張っているのに」「自分はこんなに優れているのに」と自らを正当化して、他人の責任や社会の責任のせいにしがちです。

しかし、できる限り自分を客観視しなければなかなか婚活はうまくいきません。

なぜうまくいかないのか?

それは婚活が相手との関係で成り立つものだからです。今回のテーマによれば、40代の女性が婚活男性に結婚相手として認められなければ婚活はいつまでたっても終わりません。

男性だって幸せになる権利があります。状況を省みず、めちゃくちゃな要求をするばかりの40代女性をまともに相手にするでしょうか。

昔の自分は今の自分ではありません。無職でわがままな40代女性は同年代の男性から見れば結婚する価値はありません。

そのことをまず冷静に理解することです。

さとし

客観視できないから勘違いをしてしまうので改善は難しいのですが…。他人のアドバイスを聞き入れることが大切です。

男性に自分が何をしてあげられるか

なぜ男性への要求が大きくなるのでしょうか?自分でなんとかしようとしないのはなぜですか?

典型的なのは年収です。○○万円以上じゃないと理想の結婚生活を送れないと主張しますが、女性が稼いだっていいんですよ。結局、男性の稼ぎをあてにして楽をしたいだけではないですか。

逆に自分が男性に何をしてあげられるかから考えてみませんか。

この男性の年収が足りない、見た目が足りない、学歴が足りない、身長が足りない…。足りない部分ばかり探し「だからダメだ」とするのではなく、足りないけれども「私なら補える」と考えて婚活にのぞめばずっと楽に結婚できます。

そもそも結婚時における相手のステータスはその後の長い人生で変化するものです。

歳をとれば容姿も変わります。仕事だっていつリストラにあって無職になるかわかりません。災害、事故に遭って人生が大きく変わることもあります。

「こんなはずじゃなかった」と思うこともあるはずです。結婚を後悔することもあるでしょう。

そんな危機を乗り切る方法は2人の協力しかないんです。

男性にだけ頼っていても結婚生活はうまくいきません。当然女性の力も必要です。

婚活も同様です。

あなたが男性に何ができるのかを一回深く考えて行動してみてください。

活動が好転するはずです。

さとし

男性・女性を問わず、相手に何をしてあげられるかという視点が婚活には重要です。こうした視点を持っている人は早々に成婚退会していきます。

まとめ

いかがでしょうか。

この記事では、40代婚活女性の勘違いについて分析し、その批判について説明しました。合わせて、成婚退会に向けて40代婚活女性が取るべき対策について解説しました。

昨今、40代婚活女性の婚活について、ネット上では「身の程知らず」「勘違い」と批判するコンテンツが増えています。

笑いものにする傾向はあまり気持のいいものではありません。しかし、この記事で見てきたように、ネット上の批判については一定の真理も含まれているのが事実です。

なにより真面目に婚活に向き合っている婚活男性がかわいそうです。

もし自覚のある女性がいましたら、いちど立ち止まって自身の考え方が一般に通用するものかどうかを省みていただければと思います。