2、3人が合理的

結婚操舵所では仮交際で複数の方と同時に交際が可能です(複数交際)。では、同時に何人と交際するのがベストなのでしょうか?

結論から言うと、2、3人がもっとも合理的です。

1人だと交際が終了したときに、お見合い申し込みからまた始めなければなりません。タイムロスが大きいので、複数交際は絶対にすべきです。

他方で、複数交際は肉体的・精神的に負担がかかるのも事実です。同時進行が3人を超えると、スケジュール管理もままならなくなるのが実情です。

この記事では、仮交際では複数のルートをつくること、同時に交際するのは2,3人までが合理的であることについて解説します。

また、複数交際を続ける期間や、複数交際の副次的なメリットについても説明します。

これから結婚相談所で活動される方には、おおいに参考になる記事となっていますので、ぜひ最後まで読んでください。

複数交際の人数が2、3人が良い理由

複数交際は2、3人が良いと話しました。下記の理由が上げられます。

積極的理由

  • 時間の無駄を避けられる
  • 余裕をもった婚活ができる
  • 比較しながら検討できる

消極的理由

  • 3人を超えるとに肉体的・精神的な負担が大きい
  • 3人を超えるとスケジュール管理が難しい
  • 経済的負担が増える

これから一つずつ解説します。

時間の無駄を避けられる

ひとりだけの交際を続けると、いくら時間があっても足りません。

たとえば、Aさんと3カ月で交際が終了し、ほかに交際している人がいない場合、交際中の相手はいなくなります。再度お見合いの申し込みからやり直さなければなりません。Aさんと交際していた3カ月は無駄になります。

他方で、Aさん、Bさんと同時に交際していれば、Aさんの交際が終了しても、Bさんの交際は続いているので、お見合いの申し込みからやり直す必要はありません。Bさんの交際を継続し、真剣交際を目指せます。

複数交際を活用することで、交際人数がひとりの場合と違って、時間を合理的に利用することができます。

特にアラフォー世代以上になると、1つ歳をとるごとに婚活が不利になります。婚活の泥沼にはまる前に、なるべく早く成婚退会しなければなりません。複数交際を積極活用し、短時間での成婚退会を目指してください。

さとし

結婚相談所が複数交際を推奨するのは、一刻も早く会員に成婚してもらいたいからです。

余裕をもった婚活ができる

相手が複数いることで、交際に心理的な余裕ができ、ひとりの相手に過度に忖度する必要がなくなります。

たとえば、交際の相手がAさん一人だとします。Aさんからの連絡は滞りがちで、あなたとの交際に積極的ではないようにみえます。あなたとしては不満を抱えながらも、交際相手がAさんしかいないため、交際終了をためらってしまいます。

お相手が交際に積極的でない場合、真剣交際まで進む可能性はほとんどありません。Aさんとの交際は惰性で続けているだけになっています。時間の無駄ですね。

他方で、Bさんとも同時に交際していれば、Aさんとの交際を終了をすることに心理的なハードルが下がります。Aさんとの交際はさっさと断ち切って、Bさんとの交際に集中できます。

複数の交際を同時進行することで、交際が一時的になくなるリスクがなくなります。その結果、ひとつの交際に対する心理的な余裕ができますので、充実した交際が実現できます。

交際相手の比較ができる

複数の人と同時に交際することで、それぞれの相手を比較し、自分にとって最も適した人を見極めることができます。

たとえば、AさんとBさんと複数交際をしているとします。

Aさんとは、共通の趣味や興味を持っていますが、仕事や家事など生活スタイルが異なります。一方で、Bさんとの交際では、生活スタイルが合致していますが、趣味や関心が合いません。結婚する相手として考えるとき、AさんとBさん、どちらの方が心地よいか考えるきっかけとなります。

趣味や生活スタイルだけでなく、ルックスや性格、年収、職業、デートのときに見せる仕草など、それぞれお相手の特徴があります。

せっかく複数交際が認められているわけですから、交際相手を見比べて自分の価値観と合う方を探してください。

さとし

最初はルックス重視の男性が、やさしく気配りのできる女性と出会うことで、結婚相手に求めるものが内面重視に変わることも少なくありません。

3人を超えるとに肉体的・精神的な負担が大きい

同時に交際することで、理想のパートナーを見つけるチャンスが増えますが、3人を超えると肉体的、精神的な負担が増えます。

たとえば、Aさん、Bさん、Cさんの3人と同時に交際しているとします。Aさんとのデートが終わると、Bさんとの待ち合わせ、その後にCさんとの電話が待っています。デートは週末に集中するので、このスケジュールを繰り返すと、土日に自分の時間をもてません。平日は仕事をしているので休むこともできず、肉体的に相当疲労します。

精神的にも負担はあります。仮交際は、出会ったばかりの男女が疑似恋愛を楽しむものです。実際は友だち未満の関係にすぎません。少しの行き違い、ミスが交際終了につながります。ひとりを相手にしても大変ですが、複数の方を相手にするとなると相当なストレスとなります。

少しでも早く成婚退会を目指すために、交際は2ルート以上をつくるべきですが、3人を超えてくると、心身の負担が大きくなりすぎます。

3人との交際が決まった段階で、心身の負担を考えて、お見合いはいったん中止し、目の前にある交際に集中してください。

3人を超えるとスケジュール管理が難しい

たとえば、Aさん、Bさん、Cさんの3人と同時交際するとします。3人に対して、デートの日時などについてLINEや電話でやり取りをして、週末に3人と会うことになります。

土曜日のランチはAさん、夜はBさん、日曜日の昼はCさんといったような、かなり忙しいスケジュールを立てる必要があります。土曜日は昼と夜と異なった場所になるので、移動の時間もかかります。

男性の場合は、お相手の居住地を配慮しながら、デートにふさわしい、それなりのレストランやカフェを探さなければなりません。

うまく週末に3人とデートの予定が組めれば良いですが、スケジュールが合わないときもあります。

早期の成婚退会のコツは、お相手と毎週会い、関係を早めに深めていくことです。多くの人と同時交際をすると、ひとりの交際相手に集中できず、すべてのお相手との交際が中途半端のまま終了しかねません。

週末の予定を組める人数は3人が限界です。同時交際が4人になると、土日のランチ、ディナーがすべて埋まってしまいます。スケジュールを組むのは至難の業です。

平日にデートを設定するという選択肢もありますが、仕事があるので時間をつくるのは簡単ではありません。

交際スケジュールからも、複数交際は3人が限界です。

さとし

実際、週末3人とデートの予定を組むと、ほかのことは何もできません。それが4人、5人となったら…現実的ではありませんね。

経済的負担が増える

交際相手が増えるごとに出費も増えます。

特に男性はデート代を負担することが多いので経済的負担が大きくなります。女性もヘアスタイルやメイクなどのお手入れ、服や靴の購入など、お金が出ていく機会が増えていきます。

たとえば、3人の女性と複数交際している男性が週末に女性とデートするとします。男性がデート代を負担するとして、食事だけだとしても、一人3000円〜5000円、二人で6000円〜10000万円となります。それが3組ですから、週末だけで18000円〜30000円の出費となります。そのほかに、交通費もかかります。

ディナーともなれば、お酒が入りますので、あっという間に一人1万円以上になってしまいます。飲食店のメニューも高くなっています。1回のデートで3万円以上かかることも驚きはありません。

3人でも相当な経済的負担です。必要以上に負担を増やす必要はありません。

さとし

動物園、美術館、映画など行けば、そのお金もかかります。交際中は出費が増えます。交際人数が増えるほど、経済的負担が大きくなります。

複数交際はいつまで

交際相手をひとりに絞る真剣交際に入るまでは、複数ルートを作っていたほうが無難です。

楽しいデート続き、この人で決まり!と思っていても、突然、交際が終了になることは珍しくありません。

  • 「なんとなく価値観が合わない」
  • 「食べ方が汚かった」
  • 「実家から遠い」
  • 「金銭感覚が異なる」
  • 「一緒にいてもわくわくしない」

交際終了の理由はいくらでもあります。

真剣交際に至るまでは複数ルートは維持しておくべきです。

さとし

お相手が複数の方と交際していて、あなたは単なるキープかもしれません。この場合、最後に交際は終了します。

複数交際で早めの決断を

真剣交際に至るまでは複数のルートを維持すべきですが、複数の交際をしている以上、ひとつの交際にこだわる必要はありません。

2、3人と同時に交際していれば、交際の終了も怖くありません。違和感がある相手ならば、早めに交際終了の決断ができるはずです。

一方で、交際相手がひとりだと、交際相手がいなくなるおそれから、お相手の嫌な部分にも目をつむって我慢してしまいます。「結婚はどうかな…」という相手でも、惰性で交際を続けてしまいます。

婚活は結婚する相手を探す活動です。結婚相手として悩む人と交際を続けていても、時間とお金の無駄になるだけです。

複数交際をしていれば決断が早くなります。それだけ成婚退会にも近づきます。

さとし

申し込み、お見合い、仮交際、交際終了、真剣交際、成婚退会…。婚活は「決断」の連続です。結婚は人生でもっとも重要な決断のひとつですが、決断できなければいつまでも結婚はできません。

まとめ

いかがでしょうか。

仮交際では複数のルートをつくること、同時交際するときは2、3人がベストなことについて解説してきました。

一般に道徳上、複数の人と同時にお付き合いするのは許されませんが、結婚相談所での交際はより早く結婚相手を見つけるため、複数同時交際を推奨しています。

この合理的な仕組みを利用できる立場にみなさんはいます。活用しない手はありません。

同時に複数の方とデートを重ね、自分に合ったお相手を少しでも早く見つけ出してください。