真剣交際に入るポイント

仮交際が順調に進んで数カ月、本当にこの人でいいのか悩んで、真剣交際に進むかどうか決めかねていませんか?

最終的には自分の直観を信じるしかありませんが、真剣交際に入る前に確認しておくポイントが存在するのも事実です。

お互いの価値観や居心地の良さを見極めておけば、真剣交際に入ってから失敗する可能性は小さくなります。

そこで、この記事では「真剣交際に入る決め手」を5つピックアップし、真剣交際へ入る注意点を解説します。

仮交際から真剣交際に進むべきか悩んでいる婚活男女には特に役立つ記事になっていますので、ぜひ最後までお読みください。

真剣交際=婚約?

あらためて「真剣交際」を定義すると、真剣交際とは、仮交際を経て、本格的な交際へ進む段階のことを指します。

仮交際の時点では、複数の相手と並行して関係を築けることもありますが、真剣交際に入ると「他の人とは会わず、1人の相手に絞る」ことが求められます。

結婚相談所の婚活では、真剣交際は成婚退会が見えてくる段階なので、感覚的には大きな峠に上った感じでしょうか。

ちなみに結び処さいたまが加盟するTMS(全国結婚相談事業者連盟)では、仮交際から真剣交際に入る目安について「仮交際1~1カ月半、デート2、3回程度」としています。

実際はデート2、3回で真剣交際に移行するのは、まだ出会ったばかりですから、お見合いからよっぽど気が合わない限り、なかなか難しいのではないでしょうか。

それでも「仮交際1~1カ月半、デート2、3回程度」と短い目安をTMSが提示するのは、それほど真剣交際を重く考える必要はないというメッセージです。

真剣交際=婚約と考えがちですが、そんなことはなく、真剣交際=(疑似)恋人関係といった程度の関係です。もちろん成婚退会は意識はしますが、やっぱり気が乗らないという理由で交際が終了することはいくらでもあります。

いつまでも仮交際を繰り返し時間を浪費するよりは、真剣交際に入ってひとりの人としっかり向き合った活動の方が結果的に結婚が早くなります。それゆえ、結婚相談所としては早い段階の真剣交際への移行を推奨しているのです。

さとし

真剣交際を必要以上に重く捉える必要はありません。

真剣交際の決め手5選

真剣交際を必要以上に意識する必要はないですが、それでも成婚退会に向けてあと一歩であることには変わりません。お相手も成婚退会を強く意識するはずですので、真剣交際に入る前に、お互いの相性を慎重に見極める必要があります。ここでは「真剣交際に入る決め手」について5つ紹介します。

①ライフプランや価値観の一致

結婚生活は何十年と続きます。ライフプランや生活の価値観が合わないと、次第にそれがストレスとなります。将来離婚ともなりかねません。基本的な生活のスタイルについては、真剣交際に入る前に確かめておきましょう。

家事の分担

「家事はどちらがどの程度担当するか」というのは、日々の生活のことがらですから、結婚後の生活の中で大きなテーマです。例えば「共働きなら家事は半分ずつ」「料理は得意な方が担当する」など、おおまかでいいので事前にお互いの希望を確認しておくと、のちのトラブルを防げます。

ひとり暮らしの経験がないと、基本的な家事もおぼつかないことがあります。料理や掃除など相手の家事能力についても確かめておくと良いでしょう。

仕事のスタイル

「仕事をどう続けたいか」「転勤がある場合はどうするか」「専業主婦になるか」など、キャリアに関する価値観の一致も重要です。

最近は、女性にも働いてもらいたいと思っている男性は多いのではないでしょうか。共働きは当たり前の時代となっています。就職希望なら男性の対応は変わってきます。結婚後の仕事の継続は要確認です。

子どもに対する考え方

子どもが欲しいかどうかぐらいは真剣交際前にコンセンサスを得ておきましょう。

子どもについては「絶対欲しい」「自然に任せる」「どちらでもいい」「できれば欲しくない」と考え方に濃淡があります。特に男性は子どもができると経済的責任が大きくなるため「できたら仕方ないけど、できれば欲しくない」という方が増えています。

結婚後、もつれの原因になりますので、ナイーブな話ですが、それとなく聞いておきましょう。

さとし

子どもの話題は積極的に出しづらいですが、晩婚化のなか、どうしても欲しいのであれば相手の協力が必要ですので、必ず確認しておきましょう。

②自分らしくいられるか

結婚生活は日常です。相手と一緒にいるときに「無理をせず、自然体でいられるか」という点はとても重要です。交際初期はの「よく見せたい」という気持ちから無理をしてしまいがちですが、長く続く結婚生活では素の自分を出せる相手かが大切です。真剣交際前に、いちど気の許せる相手かどうか自分に問いかけてみましょう。

リラックスできるかどうかを大切にする

相手の前で構えることなく、普段の自分でいられるかを振り返ってみてください。例えば、気を遣いすぎず、沈黙の時間も心地よく感じられるような相手は、理想的なパートナーといえます。デート中に「頑張りすぎて疲れる」と感じる場合、どんなに条件が良くても、その関係を見直すサインかもしれません。

相手が自分を受け入れてくれるか

たとえば、持病を持っている、親の介護が必要など、自分の短所や弱点を見せても相手がそれを受け入れ、尊重してくれるかどうかも大切です。結婚生活は楽しい時ばかりでなく、困難な状況を共に乗り越える場面も出てきます。そのとき、相手がありのままの自分を受け入れてくれるかどうかが関係の安定につながります。

無理をしない関係が安心感を生む

「自分らしさを維持できる」ということは、相手との信頼関係がしっかり築けている証でもあります。交際中は、ほとんどの人が相手にとって「理想の異性」を演じています。しかし、そんな自分を演じ続けることはできません。冗談を言って笑え合えるような相手かどうか、真剣交際前に見極めましょう。

さとし

持病や親の介護、離婚歴など弱点をきちんと受け止めてくれる相手かどうかは重要な要素です。

③コミュニケーションの取りやすさ

結婚を目指した関係において、スムーズなコミュニケーションが取れるかどうかはとても大切なポイントです。どんなに相性がよくても二人の意見が完全に一致することはありません。考え方の違いが出たときに冷静に話し合える相手なのか理解しておきましょう。

冷静に話し合いができる相手なのか

意見の違いに直面したときに感情的にならず、冷静に話し合えるかどうかが重要です。「何が大切か」を理解し合い、妥協できる部分を見つける力が必要です。

男女とも最悪なのが、意見が食い違うとヒステリックになる人です。興奮すると頭に血が上り、冷静な話し合いができません。

「これを言ったら怒り出すんじゃないか」と、結婚してもビクビクして暮らさなけばならなくなるので、安心して日常を過ごすことができません。ヒステリーの兆候が見られたら、真剣交際はおすすめしません。

日常的な対話の積み重ねが信頼を育む

大きな問題にぶつかる前から、小さなことでも日常的に対話を続けることが、円滑なコミュニケーションの基盤になります。

たとえば、「今日どうだった?」といった些細な会話を積み重ねることで、問題が起きたときも自然に話し合える雰囲気が作られます。

こうした些細な対話を普通に作れる相手であれば、結婚して時間が経ってもコミュニケーションをとれる関係を続けることができるでしょう。

対して気を付けたいのがマウントを取ろうとする相手です。たとえば過去の異性の遍歴をほのめかしたり、いかに会社内で認められて高給であることを過剰に誇ったりする相手は、常に人の上位に立とうとする性格を持っている可能性があります。将来モラハラなどで悩まされる可能性がありますので、真剣交際には慎重になりましょう。

さとし

何かの拍子にすぐに怒ったり、黙って会話になりない人はどんなに条件が良くても危険です。真剣交際へ進めるのはお勧めしません。

④家族や友人からのフィードバック

婚活をしていることを家族や友人に話している人は、真剣交際に入る前に、その家族や友人に意見をもらったり、相談してみてもいいでしょう。特に長い付き合いのある家族や友人は、あなたの性格や価値観を理解しているため、その意見に信頼性があります。

客観的な意見の重要性

恋愛中は感情が高まり、冷静な判断が難しいこともあります。そのため、家族や友人から「良い人だと思う」「誠実そうな人だね」といったフィードバックがある場合、それは相手が周囲からも信頼される人物である証拠です。逆に「少し違和感がある」といった懸念が示される場合は、その意見を真剣に考えてみることも大切です。

ただし、最終判断は自分自身で

周囲の意見はあくまで参考材料であり、最終的に決断するのは自分自身です。家族や友人の意見を気にしすぎて、自分の気持ちを見失わないようにしましょう。

たとえば両親は昭和時代の古き良き時代から考え方がキャッチアップしていないかもしれません。連れてきた男性が公務員や銀行員だったらいいが、IT企業など横文字の会社は水物の商売と思い、そんな相手はやめた方がいいと言うかもしれません。

仮に周囲が反対したとしても、それはひとつのアドバイスにすぎません。あなたが納得し、信じられる関係であれば、その選択を大切にすることが重要です。

さとし

親や友人の客観的な意見には耳を傾けるべきですが、それらの意見は親や友人の立場から意見にすぎません。いち意見にとどめるべきでしょう。

⑤最後は直観を信じる

結婚相手を選ぶとき、理性に基づいた判断も大切ですが、「この人なら安心して一緒に歩んでいける」という直感も信じましょう。長い結婚生活では、心から相手と一緒にいることが「心地よい」と感じられるかどうかが、幸せな関係を築くカギとなります。真剣交際に入る際も「これからも一緒にいたい!」という想いを大事にしてください。

理性と感覚のバランスを取る

結婚に向けた判断では、価値観や生活設計などを考慮する理性的な部分が必要です。しかし、それだけでなく、「一緒にいると落ち着く」「この人となら自然に未来を描ける」といった直感的な安心感も大切です。この感覚は、二人の相性が良いことを示している場合が多いので、真剣交際に入る際もこの直観を信じましょう。

決断に迷ったときは自分の心に耳を傾ける

「理屈では完璧な相手だけど、何かが引っかかる」と感じるとき、その感覚を無視するのは危険です。逆に、全てが整っていなくても「この人となら大丈夫」と心が思えるなら、その直感を信じる勇気も大切です。

結婚相談所の婚活は条件ありき短期勝負です。恋愛結婚と違い、どうしても外見や職業、年収など条件面が重視されてしまいます。

結婚した後、「条件はいいけど、なんだか毎日がつまらいない」となっては元も子もありません。

自分の心が発する小さなサインを見逃さず、大切にしましょう。

さとし

最後は「この人と一緒になれば楽しい一生を送れる!」と思えるかどうかが重要です。直観がはずれても真剣交際の段階で退却もできますので、悩んだら「えいや!」と先に進みましょう。

まとめ

いかがでしょうか。

この記事では「真剣交際に入る決め手」を5つピックアップし、仮交際から真剣交際への移行に対する注意点を解説しました。

ここでは「真剣交際に入る決め手」について5つのポイントを紹介しましたが、この5つのポイントを完全に満たす必要はありません。

「この人いいな」「一緒にいたいな」と思って、仮交際を続けているのであれば、思い切って真剣交際に入ってその方だけと向き合ってください。「でも」「だって」「どうしよう」と悩んでいると、ほかのライバルにその方をとられてしまうかもしれません。

繰り返しますが「真剣交際=成婚退会」ではありません。真剣交際に移ってからでも、交際終了は可能です。

真剣交際だからといって、あまり深刻に考えず、今回の記事を参考に前向き駒を進めてください。