最悪、交際が終了も
仮交際が順調に進んで「そろそろ真剣交際へ」と考えている人へ。
いつ、どのように真剣交際を切り出すのか悩みますよね。ほぼすべての人が初めての経験なのですから当然です。
真剣交際は、二人の関係をさらに深める重要なステップです。しかし、その切り出し方を間違えると、関係がぎくしゃくしてしまうこともあり、最悪、交際が終了となりかねません。
そこで、この記事では仮交際から真剣交際へ移行するための具体的なステップを解説します。
仮交際から真剣交際への移行を考えている方には特に役に立つ記事となっていますので、ぜひ最後までお読みください。
真剣交際のおさらい
結婚相談所に籍を置いていれば、すでに真剣交際の意味は理解していると思いますが、復習を兼ねてあらためて簡単に説明します。
真剣交際とは
結婚相談所における真剣交際とは、お相手を1人に絞り、結婚を前提としたお付き合いを開始することを言います。
仮交際では、複数の相手と交際が認められていましたが、真剣交際に移行すると、複数の交際は禁じられます。新たなお見合いもできません。
婚約とまではいきませんが、結婚を準備した関係となります。
仮交際から真剣交際の期間は
私たち結び処さいたまが加盟する全国結婚相談事業者連盟(TMS)は1、2カ月を目途に、仮交際から真剣交際に移行することを推奨しています。
7.交際・成婚について
中略
⑤会員が同時交際をする場合、交際期間の重複は 1 ヶ月~2 ヶ月を目処とし、交際相手側に誤解を与えないように進めてください。。
⑥ 交際期間はむやみに長引かせず、3ヶ月を目処とし、会員の意思確認をおこなってください。なお、双方の会員希望により交際が3ヶ月を超える場合でも、交際開始日より6ヶ月以内には会員の意思決定ができるように相手相談所と協力してください。
(TMS会員規約)
1、2カ月で決断するのは早いと思われるかもしれませんが、そもそも結婚相談所を利用する人は、結婚を真剣に考えている場合が多く、効率的にパートナーを見つけたいと考えています。
短期間で仮交際から真剣交際に進むことで、迅速に関係を進展させることを目的としているため、1、2カ月という短い期間を推奨しています。
さらに真剣交際から成婚退会までは「交際期間はむやみに長引かせず、3ヶ月を目途」として、1カ月程度で答えを出すように求めています。
結婚相談所としては3カ月はお互いを知るための十分な時間と考えているわけです。初期の興奮が落ち着いてお相手の本当の性格や価値観が見えてくる頃ですので、3カ月間ぐらいで真剣交際に移行するかどうか決断してくださいと言っているわけです。
結婚相談所は「決断」の連続です。なかなか成婚できない人の特徴は決断をぐずぐず先延ばしする傾向のある方です。
真剣交際に移行する条件
前述したように、真剣交際は結婚を前提とした交際です。
真剣交際に入ったからといって必ず成婚退会しなければならないわけではありませんが、結婚を前提とする交際なわけですから、少なくともこの人と結婚してもいいと思える相手でないと真剣交際に移行するべきではありません。そのためには1、2カ月の仮交際期間に十分な信頼関係が構築されている必要があります。
以下に真剣交際に移行する8つの条件を示します。参考にしてください。
真剣交際でも交際終了することはいくらでもあります。十分な信頼関係や条件のすり合わせができていなかった可能性があります。
①お互いに秘密を持たずに話せる信頼関係がある
プライベートな話や悩みを率直に共有できる関係性が築けていることが必要です。
たとえば、親が介護の状態だとか、きょうだいが病気を抱えて働けないなど、相手に伝えづらいことも伝えられる関係になっているかどうかが大切です。
親の介護や自身の病気など相手に言いづらいこともありますよね。それでも真剣交際前には伝えておきましょう。その結果、交際が終了しても、相手が許容できなかったわけですから、悔しいけれども仕方ないですね。
②将来の夢やライフスタイルについて話し合っている
結婚観や子どもに対する考え方、仕事や住む場所に関する話題をすでに共有している必要があります。
結婚後のライフスタイルは生活を持続するうえで特に重要です。子どもの有無、仕事の継続(特に女性)、住む場所など考え方が大きく異なると、真剣交際に入って別れの原因にもなります。
仮交際の段階ですり合わせをしておきましょう。
子どもや住居などライフスタイルについても仮交際の時点で話し合っておきましょう。価値観の問題なのでどちらが正しいというわけではありません。意見が対立した場合、すり合わせができるかどうかです。
③両親やきょうだいに反対されない
もちろん結婚は男女の合意でできるものですが、両親やきょうだいに祝福されたいものです。
結婚では新たな親族関係が生まれます。お互いの親族付き合いは避けられません。
家族に内緒で結婚相談所での活動をしている方もいるでしょう。事前にしっかりとどんな相手か話しておいて、親族の賛成を得ておきましょう。
とつぜん相談された両親もびっくりしますよね。子どもには幸せになってもらいたいものです。場合によっては、すぐに賛同を得られないかもしれませんが、相手の良いところを粘り強く伝えていきましょう。
④ボディタッチをされても嫌悪感がない
条件もいい、話しも合う、しかしなんとなく手を握るのは抵抗がある、そんな状況だと成婚は難しいです。
女性のなかには男性に体を触れられることに強い抵抗をもつ方も少なくありません。男性のボディタッチを拒絶すると、男性の自尊心は大きく傷つきます。
結婚生活は夫婦の営みがあります。少し触れただけで嫌悪感があるようでは結婚はできません。
男性慣れしていない女性に多いパターンです。男性から触れられることに極度に恐れます。こうした女性は結婚が難しいかもしれません。
⑤日常生活や習慣を理解し、尊重できている
仕事の時間や残業、料理や洗濯、掃除など家事、休みの過ごし方など、お互い理解し合えていることが大切です。
毎日仕事が遅い、旦那は家事ができない、休みは趣味に時間を費やしてしまう…ということになれば、「話が違う」ということになりかねません。
趣味の時間を尊重したり、生活リズムに合わせた配慮ができるように話し合っておきましょう。
仮交際中は当たり障りのない話に終始しがちです。しかし、結婚は生活そのものです。仕事や家事・育児など協力して互いに家庭を守らなければなりません。残業時間や家事能力など事前に話し合っておきましょう。
⑥互いの生活スペースを訪問し合っている
特に遠距離交際ではお互いの住居環境を理解しておくことが重要です。
都心で暮らす女性が地方の男性と交際している場合は結婚後大きく環境が変化する可能性があります。
人付き合いや文化も異なります。親元や地元の友だちとも気軽に会うことはできません。
「こんなはずではなかった」ということがないように真剣交際に入る前に一度はお互いの生活スペースを訪れておきましょう。
真剣交際の直前には互いの家の近くを訪問しておきましょう。日常生活や人生が垣間見えます。
⑦お互いが心の支えになっている
結婚相談所での婚活は、年収や容姿、身長、職業など相手の条件から始まります。自分にとっていかに良い条件の相手かを探し求めることに必死になります。
しかし、真剣交際を考える段階になると、こうした条件よりもお相手の幸せを考えるようになります。お互いに心の支えになり、信頼関係が生まれてきます。相手の笑顔や幸せを優先し、二人で築く未来を見据えるようになるのです。
真剣交際に進むことで、単なる条件以上の深い絆を感じることができ、お互いを励まし合い、支え合う関係が自然と生まれます。このような関係性が、お互いの幸福と安心を育む基盤となるのです。
⑧二人とも真剣交際を考える時期にあると考えている
お互いに真剣交際について考えるタイミングだと感じており、自然な流れでその話題が出ているならば、機は熟しています。これは、お互いの気持ちが一致していることの証であり、次のステップに進むための重要なサインです。
このタイミングを逃してはいけません。主導権のある男性はうだうだと迷っていてはいけません。女性に「なんで真剣交際に入ってくれないんだろう」と疑心をもたれてしまいます。
機は熟しています。決断は急いでください。
真剣交際の切り出し方
真剣交際を切り出す際には、お相手に直接伝えるのではなく、まずは仲人に相談しましょう。
仲人はお相手の仲人と連絡を取り合っており、相手があなたに対してどのような感情を持っているかもある程度把握しています。仲人から相手の仲人へ真剣交際について打診されることで、双方の意向がスムーズに確認されます。
ここまで来れば、先方も真剣交際を望んでいる場合が多いはずです。お互いの気持ちが一致し、はれて真剣交際に移行することができます。
真剣交際に移行すると、システム上のプロフィールが閉じられ、新たなお見合いや他の交際はできなくなります。これにより、二人だけの関係に集中することができます。
先方から「まだ様子を見たい」と仲人経由で回答をもらうことはあるので油断は禁物ですね。
まとめ
いかがでしょうか。
この記事では仮交際から真剣交際へ移行するための具体的なステップを解説しました。
真剣交際への移行について具体的なイメージが湧いたのではないでしょうか。
真剣交際まで到達すれば、成婚退会まであとわずかです。
今回紹介させていただいた、真剣交際に移行する8カ条を頭に入れながら、早めに仮交際から真剣交際へ入りましょう。