婚活に苦戦されているアラフォー女性の方、「やっぱり高身長の男性じゃないと！」などと言っていませんか？
実は結婚相談所において身長の低い男性は狙い目です。
なぜなら年収や勤務先など他の条件が良い男性でも低身長を理由にお見合いを組めないことが多いからです。つまり身長の低い男性は好条件でも競争率が圧倒的に低く、良縁に恵まれるチャンスも格段に増えるのです。
この記事では、女性が低身長の男性を拒む理由を分析し、身長の低い男性にも積極的にアプローチすべき理由を解説します。
男性選びの視野を広めるために、婚活女性には特に役に立つ記事になっていますので、ぜひ最後までお読みください。
なぜ低身長男性を避けるのか
まず「低身長」は何センチぐらいと考えればいいでしょうか？
女性誌「CanCan」のウェブサイトによれば、理想の結婚相手に求める身長は170センチ～179センチが64.9％と過半数を占めました。160～169センチはわずか8.1％。150センチ代はグラフにも入っていません。
CanCam.jp（キャンキャン） この「CanCan」の調査は結婚相談所の実態にも即しています。結婚相談所に所属する女性の多くが170センチ以上の男性で検索します。条件を広くして165センチ以上でしょう。
経験則上では162センチ以下の男性はお見合いの成立が非常に困難になります。この記事では162センチ以下を低身長と定義します。
では、なぜ女性は低身長の男性を嫌い、高身長の男性を好むのでしょうか？
固定観念
一般に「理想の男性像」として身長が高いことが望ましいとされる風潮があるのは否めません。
同性から見ても、身長が高い男性には、頼りがいや男らしさを感じます。高身長の男性が姿勢よく歩いていると、男女問わず人目を引くのも事実です。
対して、低身長の男性は周囲から軽んじられる傾向にあります。「ちび」「ちっさ」などあからさまに馬鹿にされることも珍しくありません。
周囲の目
親族や友だちなど周囲の反応を気にする女性もいます。
多くの人が「理想の男性」として背が高いことを期待するため、それに反する関係を周囲がどう見るか気になるのです。
身近な人に「あなたの彼氏、小さいね」と思われれば気持よくありません。
なんとなく人の目を気になるものです。
子への遺伝
低身長が子どもに遺伝することを懸念する女性もいます。
子の身長については親の遺伝の影響を受けるというのが一般的な見解です。医者の監修を受けた専門家のサイトによると、おおよそ6割～9割の影響を受ける研究結果があるそうなので、両親の身長が低ければ子どもの身長も低くなる可能性があります。
身長のために子どもに嫌な思いをさせたくない、という女性の気持が低身長の男性を避ける理由のひとつになっています。
もっとも、子どもの身長は遺伝的要素だけで決まるわけではありません。食事、睡眠、ストレスなど生活環境が影響します。
身長の低い男性との間の子どもが必ずしも大きくならないわけではないことは付け加えておきます。
なぜ低身長の男性が狙い目なのか
女性の多くが、固定観念や周囲の目などを理由に、身長の低い男性を最初から婚活の相手としては除外しています。
しかし、身長の男性を初めからまったく相手にしない姿勢は婚活の戦略上、得策ではありません。むしろ積極的にアプローチすれば、良縁に恵まれ、早期に成婚退会するのも可能です。
以下、理由を示します。
“優良物件”の競争率が低い
多くの女性が低身長の男性から初めから目をそむけているわけですから、身長の低い男性に対する競争率は非常に低いのです。
そうした男性の中には、高学歴で、勤め先も収入も安定して、性格も穏やかで素晴らしい男性がいます。身長が低いというだけで、結婚相手の対象とならず、放置されている“優良物件”です。
婚活が長期化する大きな理由は、男女ともピラミッドの頂点を狙うからです。
女性でいえば、高年収で安定した勤め先、ハンサムで細身の高身長、マーチ以上の高学歴といった具合です。
こうした男性は女性を選び放題です。お見合いの申し込みも途切れることなく、あまりの申し込みの多さに、仲人側で男性に取り次がない場合もあります。
わずかな期待を胸に大人気の男性に申し込みを続けても、婚活はなかなか終了しません。アラフォー以上だとそのまま年齢を重ね、結局結婚できないまま人生を終えてしまう可能性もあります。
身長の低い男性には、身長以外では、ほかの男性のスペックを大きく上回る方もいます。ただ、身長が足りないゆえに、女性からの人気はありません。女性側からそうした男性にお見合いを申し込めば、受けてもらえる可能性も強く、交際から成婚への確立も高くなります。
検索する際にいったん身長の要件を外してみてください。魅力的な男性が見つかるはずです。
ライバルの多い男性ばかりターゲットにしていてもなかなか成婚退会に結び付かないのが現実です。
既婚女性への調査
働く女性に贈る人生のガイドをテーマに情報を発信するマイナビウーマンによる既婚女性への調査で、重要ではない結婚相手の条件のひとつに「身長」を真っ先に挙げています。
「身長です。私の理想は身長が170センチの男性でした。現在の夫は164センチで男性にしては低いです。でも彼の性格、顔がとてもかわいいので低くても全部かわいいと思うようになり、気にならなくなりました」（29歳／自動車関連／事務系専門職）（マイナビウーマン「既婚女性が教える！ 結婚相手に「実は重要ではなかった条件」6つ」）
同様に「結婚後重要ではなかったこと」というキーワードでサイト検索すると、多くのサイトで結婚後「重要でなかった条件」について「身長」が取り上げられています。
既婚女性への調査・意見です。なにより説得力があると思いませんか。
身長は結婚生活に関係ない
男性の身長が低くても、性格が温和でしっかりした職と収入があれば、結婚生活に何の影響もありません。
なぜ170センチ以上ではないといけないのでしょうか？なぜ165センチ以上ではないといけないといけないのでしょうか？
明確な理由を答えられる女性はほとんどいないはずです。
多くは世間がもつ「男性は身長が高い方がいい」という思い込みや固定観念にすぎません。偏見とも言えるでしょう。
一方で、男性も「かわいい女性がいい」「細身の女性がいい」と女性の外見にこだわっています。「ブスとの結婚なんか考えられない」「美人じゃないと結婚しない」と言い張る男性も少なくありません。
こうした外見をもっとも重視する「ルッキズム」が結婚を遠ざけます。何年も婚活を続けて、マッチングアプリや結婚相談所、婚活パーティ、街コンなどあらゆる婚活を試し続けた結果、結局結婚に手が届かず、独身のまま歳だけを重ねていきます。
もちろん、身長が高く、顔もハンサムで、性格も穏やかで、一部上場企業に務め、年収も高い、そんな男性と結婚できれば文句はないでしょう。しかし、そんな男性は婚活市場に出てきませんし、百歩譲って出てきたとしてもあっという間に他の女性と成婚退会していってしまいます。
繰り返しますが、男性の身長が低くても結婚生活に何ら影響はありません。性格が穏やかで、しっかりした職業につき、生活に困らない収入があれば、結婚する男性としては最高です。
いったん男性の身長に対する固定観念や偏見を外してみませんか。いっきに婚活が好転するはずです。
結婚生活に身長は本当に関係ありません。男性を見る際に、もっと本質的な部分を大事にしましょう。
周囲は身長のことなど気にしていない
親族や友だちなど周囲の反応を過度に気にしていませんか。はっきり言いますが、周りの人は他人のことなどたいして気にしていません。
日曜日にスーパーに行くと、いろいろな家族や夫婦が買い物に来ています。身長の低いカップルや夫婦、家族などいくらでもいます。だれも身長のことなど気にしていません。ふつうに幸せそうなカップル、家族です。
周りの人たちがあなたのパートナーの身長を気にしていないのに、どうして自分だけが気にする必要があるのでしょうか。私たちは、しばしば他人が自分たちのことをどう思っているのかを過大に気にしすぎてしまいます。しかし、実際には他人はそれほどあなたのことを気にしていません。
それより自分がどれほど幸せか、パートナーとの関係がどれほど素晴らしいかに目を向けることのほうがよっぽど大切です。周りの目を気にするよりも、自分自身がどう感じているか、二人の関係がどれほど充実しているかを考えてください。
結局のところ、結婚生活は二人のものであり、周りの人たちが関与するものではありません。
街へ出ればいろいろな家族がいます。みなさんいちいち気にしてませんよね。どういう組み合わせであれ、笑いの多い家族であれば、それが一番の幸せなんだと思います。
まとめ
いかがでしょうか。
この記事では、結婚相談所において女性が婚活する際、身長の低い男性にも積極的にアプローチすべき理由を解説してきました。
もちろん、男性には最低でも170センチ以上の身長があってほしい、高身長以外の男性以外結婚相手として考えられないという女性もいるかと思います。
しかし、そうした女性にも、結婚相手とする男性の資質についてもう少し柔軟に考えてもらいたいというのがこの記事の狙いになっています。
実際に男性の身長が結婚生活に与える影響はほとんどありません。せいぜい高いところにあるモノがとれないといった程度です。
身長の低い男性は残念ながら女性に人気がありません。身長以外の部分でいくら優れていても、女性からスルーされてしまうことが多いのです。
身長以外では好条件の男性が婚活市場で苦戦しているわけです。そのことに気づいた女性から素晴らしい男性と出会うチャンスが増えていきます。
女性のみなさん、いま婚活がなかなかうまくいっていないのであれば、男性の身長について再考してみてください。きっと婚活がうまく回り始めるはずです。
