「別人じゃん」
イメージが違った!という理由でお見合いを断られたことはありませんか?
それ、プロフィール写真が実物とまったく異なる“別人”になっている可能性があります。
実物とかけ離れた写真をプロフィールに使うのはNGです。
なぜなら、婚活の最終目的である成婚退会を遠ざけるからです。
プロフィール写真の面影のない方がお見合いに来たらどう思うでしょう。お相手は「別人じゃん」「騙された」と思うはずです。当然、お見合いもうまくいきません。
お見合いから交際に進めないため、いつまでたっても成婚退会できません。
この記事では、実際の自分とかけ離れた写真を使う心理を解説し、“別人”写真を使っているおそれがあるなら、差し替えることを提案します。
実物と違う!とお見合いで指摘された方、また写真と異なる“別人”がお見合いに来て驚いた方には、特に参考になる記事なっていますので、ぜひ最後までお読みください。
ある婚活男性の話
現在、結婚相談所で婚活に取り組んでいる友人の40代男性と話していた時のことです。
「やばかったですよ!」
から始まったその会話は、男性が前日に行ったお見合いの様子の話でした。
「40歳の女性とのお見合いだったんですけど、プロフの写真では30歳ぐらいに見える人だったんですよね」
「それはラッキーだったね。お見合いはどうだったの」
「いやーそれが、“別人”が来たんですよ」
「えっ、どういうこと?」
「実際の年齢は40歳、プロフィール写真では30歳…」
「お見合いに来たのは“50歳”の方でした!」
プロフィールの画像と実物があまりにかけ離れていて、びっくりしたようです。
「それは婚活あるあるだけどね…。そこまで写真と違うとわからないよね。ちゃんと会えたの?」
と聞き返した私に、
「待ち合わせで目印を確認しておいたんで本人とわかりましたけど、そうでなけばわからなかったですよ!」
と、話していました。
肝心なお見合い自体は1時間、順調に進んだようです。「普通の方でしたけど、とても交際OKできませんよね」と、私に同意を求めるように語っていました。
盛りに盛った写真を使うのは、メイクで変わることができる女性が多いですね。
“別人”写真を使う人の心理
お見合いの申し込みのきっかけはプロフィール写真です。プロフィール写真の出来いかんで、お見合いの受託率が大きく変わってきます。
パッと目を引くプロフィール写真であれば、途切れることなく申し込みが届くでしょう。
プロフィール写真は実物の20%増し
ほとんどの婚活会員は結婚相談所が指定する写真館でプロのカメラマンに撮影を依頼します。
男性でも簡単なメイクをほどこしてもらい、髪形もばっちり整えてくれます。撮影は専用のスタジオ。しっかり照明をあてて、いろいろな角度、ポーズでその人の魅力を最大限引き出してくれます。
そして何十枚と撮った写真から、仲人と綿密に相談し「最高の一枚」を選びます。
実物よりよく見えないはずがありません。
プロフィール写真は実物の20%増しです。人によっては30%増し、50%増しになるでしょう。
お相手から選んでもらえないとお見合いに進めませんので、よりよい写真をプロフィールに載せること自体は悪いことではありません。多くのライバルたちに遅れをとらないように、むしろ推奨すべきです。
お見合いを通過できない
しかし、プロフィール写真が20%、30%を大きく超えて、100%増し以上になったらどうでしょうか?
もはや“別人”です。
お見合いに“別人”が来たら、だれでもびっくりしますよね。
「ん!?」「違う!」と相手に思われたら、そのお見合いはほぼ終わりです。初対面で相手に不信感を与えているのですから、うまくいかないのは当然ですよね。
盛りに盛ったプロフィール写真に手を染めると、お見合いから交際に至るハードルが大きく上がります。
婚活の目的は成婚退会ですから、お見合いばかり繰り返しても意味はありません。
ちなみにプロのカメラマンが撮影したとしても、それだけで100%増しの写真になることはふつうありません。
多くの場合、フォトショップなどで写真加工アプリで大幅な修正を行っているか、何年も前の写真を使ったりしています。
本当の自分を知ってもらえれば
もっとも、盛り盛りの写真を使い続けても、本人に問題意識はあまりありません。
お見合いが組めるからです。
申し込みも安定的に届きますし、申し込んでも相手に受けてもらえます。
毎週のようにお見合いをして、新しい出会いの機会が得られますので、なかなか交際に至らなくても婚活はやってる気分になります。
本人はプロフィール写真の違和感に目をつむり、「本当の自分を知ってもらえればきっとうまくいくはず」と思っています。いや思い込もうとしているのかもしれません。
しかし、お相手は盛りに盛った写真によってすでに期待を裏切られています。お見合いでは写真とプロフィール内容から相手を思い描き、イメージします。思い描いた像と実物があまりの違うと、お相手は「裏切られた」という気持ちを強くもちます。
本人と写真の大きなギャップゆえに、お見合いをクリアするのは至難の技です。
結局、お見合いの失敗に時間ばかり流れ、年齢を重ねるごとに実物と写真のギャップがますます大きくなります。
盛りに盛った写真を使うこと自体、常識を疑われます。「本当の自分」の人間性が信頼おけないということになってしまいます。
お見合い相手から指摘があったら差し替えを
お見合いで相手から下記のような指摘をされたことはありませんか?
- 待ち合わせでわからなかった
- プロフィールとイメージが違った
- 実物が写真とまったく別人だった
ひんぱんに指摘されるようであれば、プロフィール写真がいまのあなたを映し出していないかもしれません。
この場合、早めにプロフィール写真を差し替えた方がいいでしょう。
自覚するところがあれば、お見合いの機会は減るかもしれませんが、実物と写真のギャップは埋まるはずです。会ったときの違和感はなくなりますので、お見合いから交際までは通過しやすくなります。
2年経過したら撮り直しを
人は歳をとるとともに、容貌が変わっていきます。とくに老齢の域に差しかかる40代ともなれば、ひとつ歳を重ねるとともにいろいろな部分が衰えていきます。
- 体重
- 目じりのしわ
- 法令線
- 顔のシミ
- 髪の量
体重は新陳代謝の衰えもあり、食事制限や運動を怠ると、すぐに増加します。3キロ増えると見た目が大きく変わります。
また、顔のシミも目立つようになります。男女問わず、顔のシミは相手に老いを感じさせる原因になります。
いずれにしても、2年も経てば容姿も大きく変わります。
お相手にお見合いで誤解を与えないためにも、プロフィール写真も2年をめどに撮り直すことをおすすめします。
まとめ
いかがでしょうか。
この記事では、実際の自分とかけ離れた写真を使う心理を解説し、“別人”写真を使っているおそれがあるなら、差し替えることを提案しました。
実物と写真が異なるのは「婚活あるある」のひとつです。確かにお見合いは組めますが、その先に進めませんので、過度に盛りすぎた写真の利用は控えた方が身のためです。
イメージと違ったとお見合い相手からよく指摘される場合は写真の差し替えを検討すべきでしょう。
あくまで婚活の目的は成婚退会です。お見合いの成立ではありません。
この点、決して忘れないでください。