活動の流れが理解できれば安心
- 結婚相談所って実際どうなの?
- 仲人とかお見合いとか結婚相談所って古くない?
- 高い月会費を払ってちゃんと結婚できるの?
と、結婚相談所に関心はあるのに、問い合わせや入会に躊躇(ちゅうちょ)している人も多いのではないでしょうか。
そういう悩み多い方でも、結婚相談所の活動の流れを理解できれば、結婚相談所に安心して利用できるはずです。
結婚相談所で何をするのかわからなければ不安は増すばかりです。安易に問い合わせをしたら、しつこく担当者から営業され、無理やり契約させられたということにもなりかねません。
そこで、この記事では、結婚相談所が行う無料相談、契約締結、交際、プロポーズ、そして成婚退会に至るまでの各活動について、時系列にまとめ詳しく解説します。
実際、結婚相談所は、長年のノウハウをもとに、短期間で安全に成婚に至るまで仕組みがしっかりと組まれています。
結婚相談所の登録を検討している、あるいは結婚相談所に登録したけど全体像がよくつかめないという方に特に有益な記事になっていますので、ぜひご覧ください。
結婚相談所と聞くと身構えてしまう人が多いのではないでしょうか。実際はルールがしっかりしていて、ほかの婚活サービスよりもずっと安全で健全なサービスです。
活動の大まかな流れ
最初に活動の全体像を簡単に把握しておきましょう。
- 婚活無料相談
- 仲人やカウンセラーやサービスの内容や料金などの説明を受けます。また、あなたのの婚活の状況などについて聞き取りを行われます。
- 契約の締結
- 無料相談を受けてサービス内容に納得したら契約の締結となります。
- システム登録
- あなたのプロフィールを作成し、会員が共有できるように連盟のシステムに登録します。システムにプロフィールを登録することで、お見合いを申し込んだり、申し込みを受けたりすることができます。
- お見合いの申し込み
- 多くの異性の会員からあなたが気に入ったお相手にお見合いの申し込みをします。
- お見合い
- お見合いが成立したらホテルのラウンジ等で実際にご対面です。約1時間ほどお話をします。
- ファーストコール
- お見合いをしてお互いに「いいな」と思ったら交際成立です。男性から女性に連絡をし、初回デートの約束をします。
- 仮交際
- 「仮」という言葉が付いているように、とりあえずの交際です。相手を知る期間です。仮交際期間中は、新たなお見合いも複数交際も可能です。
- 真剣交際
- 仮交際を経て、「この人とだけ真剣に向き合いたい」とお互いが思えば、真剣交際に入ります。真剣交際に入ると、新たなお見合いや複数交際はできません。
- プロポーズ
- お互いに結婚の意思が固まったらプロポーズです。ほとんどの場合、男性側から結婚の意思を伝えることになります。プロポーズが成功すれば晴れて成婚退会となります。
- 成婚退会後
- 両家へのあいさつや結婚指輪の購入、結婚式、ハネムーン、新居の準備など、忙しくなりますが、楽しい時間でもあります。
婚活無料相談
結婚相談所の活動は無料相談会に参加することから始まります。
無料相談会は、カウンセラーと1対1で事務所への訪問もしくはオンラインで行われます。カウンセラーからサービスの概要や活動の流れ、会員規模、料金など説明を受けると同時に、あなたの現在の婚活状況や家族構成、仕事、年収、趣味、結婚観などを尋ねられます。
注意が必要なのは大手の結婚相談所で、営業担当者とカウンセラーが、別の人物が担当している場合がある点です。無料相談会では親切で気が合う方だったのに、契約をしたらカウンセラーは別の人だったということがよくあります。
大手の結婚相談所を検討する場合、カウンセラーが誰になるのか必ず確認しておきましょう。
契約するまでなかなか帰してくれないなど、強引な手法で契約を迫る結婚相談所もなかにはあります。また無料相談後に営業の電話をしつこくかけてくる相談所もあります。危険な相談所なので、「契約するつもりはありません」ときっぱり拒否して以後近づかないようにしましょう。
結婚相談所の無料相談については別のブログでまとめています。参考にしてください。
契約の締結
「この結婚相談所でがんばろう!」と決めたら、いよいよ契約となります。結婚相談所にもよりますが、重要事項説明書や入会契約書にサインして契約を結ぶことになります。
再度料金の確認をしておきましょう。入会金や登録料など初期費用や月会費などのほかに、お見合い料がかかる相談所もあります。お見合いの都度、費用はかかっていきますので、見積もっていた金額よりも婚活にかかる費用が増加します。料金については念を押して確認してください。
結婚相談所の契約はクーリングオフが可能です。クーリングオフとは、いったん契約の申し込みや契約の締結をした場合でも、契約を再考できるようにし、一定の期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除したりできる制度です。結婚相談所との契約の場合、契約者が契約書面を受領した日を含む8日間、無条件で契約を解除することができます。
なお、クーリングオフ制度については、結婚相談所側が重要事項として顧客に対し説明する義務を負っています。クーリングオフ制度について説明がない場合は、今後も不都合なことを隠す体質をもった相談所かもしれませんので、契約の再考をおすすめします。
お見合いなどキャンセルした場合に発生する違約金も確かめておきましょう。どういう場合に違約金が発生するのか、誰にいくら支払う必要があるのか確認してください。
システム登録
契約後、結婚相談所のシステムに掲載するプロフィールを作成します。身長、体重、年齢、職業、居住地、年収などをシステムに登録していきます。休日の過ごし方や理想の家族像など自由に記入する自己PRも作成します。
自己PRの書き方については別のブログで詳しく書いています。参考にしてください。
同時に、お相手の希望条件も登録していきます。年齢、身長、年収など理想はいろいろあるかと思いますが、あなたの希望を見た相手が、たったひとつ条件が合わないことでお見合いの申し込みをあきらめてしまうかもしれませんので、理想よりも緩めに設定しておくことが大事です。
たとえば、年収600円以上の男性を希望している女性が、そのまま年収600万円以上を希望条件としてシステムに登録すると、年収580万円の男性はその女性にお見合いを申し込む可能性はほとんどなくなります。わずか20万円の違いです。結婚したとしても生活に大きな影響はありません。また、将来の収入がどうなるかもわかりません。
あえて条件を厳しくする必要はありません。間口は広くとって、お見合いの可能性を高めましょう。
プロフィール写真も登録します。この写真はあなたの第一印象となります。超大事です。プロのカメラマンにしっかりとした写真を撮ってもらいましょう。
プロフィール写真については下記のブログに詳しく解説していますので、参考にしてください。
お見合い申し込み
いよいよ活動開始です。お相手にお見合いを申し込みます。申し込みも届きます。
少しでも気になる方がいたら積極的にお申し込みをしましょう。
お見合いの受託率は10%、よくて20%程度です。10人に申し込んで、1、2人にお見合いが成立するかどうか。10人単位で申し込みをしないと、なかなかお見合いが成立しません。
「なんでこんなにダメなんだろう」とがっかりしますが、心配しないでください、多くの人は同じ状況です。入会と同時に3桁の申し込みが届く猛者もいますが、特に目を引く美男美女などそういう人は例外中の例外です。
女性に多いのですが、1、2人に申し込みをして断られ、すぐに婚活をあきらめてしまう方がいます。
断られれば誰だった傷つきます。自分の存在が否定されたように感じます。それでも結婚できる人は申し込みを続けていきます。あきらめないでください。
お見合い申し込みについては別のブログでまとめています。参考にしてください。
お見合い
お見合いが成立すればご対面となります。
場所はホテルのラウンジや静かなカフェが多いですが、コロナ禍期間を経て、最近ではオンラインお見合いが増えています。
ホテルのラウンジは、土日になると、お見合いの席でびっくりするほど混雑しています。都内の一部のホテルではお見合いの男女で行列ができるほどです。
ホテルのラウンジは基本予約ができません。待っていても空きそうにない場合は、近くのカフェで代替します。男性はホテル近くの静かなカフェをリサーチしておくと安心です。
お見合いの時間は1時間程度。お相手のプロフィールにしっかり目を通し、休日の過ごし方やお互いの趣味などの話題で会話を楽しみましょう。自慢話や愚痴はNGです。この段階で込み入った話も必要ありません。新しい出会いを楽しんでください。
お見合い終了後、交際希望の有無を結婚相談所に連絡します。当日中には交際希望の有無を決め、相談所に連絡しましょう。
お見合い当日の流れと注意点については別のブログで解説しています。参考にしてください。
ファーストコール
お見合いでお互い「いいな」となれば交際となります。男性が女性に、お見合い翌日の夜に電話などで連絡をします。業界では“ファーストコール”などと呼ばれています。
男性は、ファーストコールで次の2点について触れてください。
- お見合いのお礼
- 初回デートの日程
①については、お見合いのお礼とお見合いが楽しかったことを伝えてください。
●●さんのお電話ですか。こんばんは。昨日はお忙しい中、貴重なお時間ありがとうございました。とても楽しかったです。
②についてですが、なるべく1週間以内に会う約束を取ってください。土日がお互いの休みなら、お見合い翌週の週末ということになります。LINEやショートメールなど今後の連絡方法も確かめてください。
来週の日曜日、ランチなどいかがですか。大丈夫ですか。よかったです!店を探しておきますね。ショートメールで後日連絡させていただきます。
時間が経過すると、お見合いで盛り上がった2人の熱量が下がってしまいますので、早めに会う約束を取り付けてください。
ファーストコールは2、3分で終了します。
仮交際
多くの場合、初回デートは男性がコーディネイトすることになります。おしゃれで静かなお店でランチやカフェがおすすめです。時間は1、2時間程度。お店の予約は必ずしてください。
お見合い後1、2回は、食事だけのデートが無難です。ドライブや映画などお出かけを伴うデートは信頼関係ができる3回目以降に男性から提案してください。もちろん、女性から積極的に「●●が気になるんですけど、いっしょに行きませんか?」と男性をデートに誘っても問題ありませんし、積極的な女性は早く成婚退会していくのでむしろ推奨します。
互いに慎重に相手のことを見極めている状況ですので、少しの落ち度や失敗ですぐに交際終了になってしまうのが仮交際の特徴です。紳士、淑女のようにふるまい、笑顔を絶やさず、大きな失態を防いでください。結婚相談所における交際という特殊な環境なので勘違いしやすいのですが、この仮交際の時点では、まだ出会って間もない“友人未満”の関係にすぎません。失敗するとすぐに交際終了してしまうことを忘れないでください。
仮交際中は、同時に複数の相手と交際が可能です。あなたに落ち度がまったくなかったとしても、お相手が別の方を選べば交際は終了します。
結婚相談所の交際はそういうものだと、あらかじめ理解しておくて少し気が楽になります。
仮交際の注意点については別のブログでまとめています。参考にしてください。
真剣交際
1カ月~3カ月程度交際して、お相手と二人だけの環境になりたい!とお互い思うようになれば、真剣交際に入ります。真剣交際に入ると、複数の方との交際は禁止され、プロフィールも閲覧できなくなります。お見合いの申し込みや申し受けもできません。
そのお相手だけとの交際となります。
真剣交際になると、成婚を意識していきますので、敬語をやめたり、手をつないだりと、恋人のような関係となります。
同時に、居住地、働き方・仕事、子ども、家事・育児など、結婚後の具体的な話を詰めていかなければなりません。
もっとも、真剣交際=婚約ではありません。真剣交際中に交際終了になることも珍しくありません。
仮交際から真剣交際への具体的なステップについて詳しく解説していますので、参考にしてください。
真剣交際=婚約ではありません。一般の恋人関係といったところでしょうか。当然、破局もあります。
プロポーズ
お互いに結婚の気持ちが固まったらいよいよプロポーズです。男性会員はカウンセラーにプロポーズしたい旨を相談しましょう。あなたのカウンセラーがお相手の結婚相談所に、プロポーズを受ける意思があるかどうか女性に確認してくれます。
男性は、エンゲージリングを用意したり、プロポーズプランを考えたりと大変です。初めてなので、わからないことばかりです。カウンセラーに相談したり、ネットで調べたりして情報収集を行いましょう。
同じ時期に、両家への挨拶も行われます。
プロポーズが無事成功すれば晴れて成婚退会となります。
成婚退会後
プロポーズをもって成婚退会となりますが、その後も、親族顔合わせ、入籍、結婚式、ハネムーンなど慌ただしくも楽しい日々が続きます。二人で乗り切っていきましょう。
結婚相談所は、結婚式場など多くのウェディングサービスと提携しています。一般よりも安く利用できますので、カウンセラーに一度相談してもいいかもしれません。
あなたも幸せな結婚を目指そう!
いかがでしょうか。
無料相談から成婚退会まで、結婚相談所での活動の流れを解説してきました。
「結婚相談所に関心はあるけど活動の実態がよくわからない」と思っていた方も、結婚相談所がどういうところかおおむね理解できたのではないでしょうか。
スムーズに進めば、成婚退会まで3カ月~6カ月程度です。
一人ひとりに出会いとドラマがあるわけですが、この期間は、真剣に、全力で婚活に立ち向かってください。そうすれば幸せな結婚をつかみとることができるはずです。
あなたの婚活の成功を心より願っています。